TOP | ||||
ハートラウンジ | ライトラウンジ | 占い広場 | リンクの街 | 掲示板類 |
☆ 2-21 ☆ 大殺界って当たるの? 大殺界って本当? |
|||||
A、ハートランドなら… 検証不可能と言うのが、 むしろ公平な、立場かもしれませんが… 、 個人的には、事実上 当たるわけではない と、考えます。 御存知の方も多いと思いますが、大殺界と言うのは、 細木数子さんの六星占術で、運気が悪いとされている期間の事で、 12年中の3年、12ヶ月中の3ヶ月、12日中の3日が、 大殺界に当たります。 細木さんは占い師さん (では無いのかも、知れませんが…)としては、 今、日本で一番有名な人と言っても、過言では無いでしょうし、 本も占いも、あんなに有名なんだから、 きっと当たるのだろうな…と思っている方も、 たくさんいらっしゃると思います。 占いって、口調やニュアンスでも、だいぶ変りますから、 厳密な当たり外れを検証するって、結構難しいですよね。 当然主観も、多々入るでしょう。 この六星占術=細木さんの主張と言うのが、 本や時代で、相当変っているように思うので、 公平に考えたら、むしろ、 「当たり外れの、検証自体が出来ない。」 と言うのが、本当のところかも知れません。 ところがこの、認知度が高くて、影響力を持った細木さんが、 六星占術は、科学だ、統計学だ、高い的中率だ、 みたいな発言をされるので、 大殺界を始めとする、悪い結果や予言のような物まで、 占いをあまり知らない方は、真に受けて、 「本当に当たっちゃうの?」 と、心配されるようです。 一方で、悪い事があると、 「大殺界が当たった!」 と思っちゃう方も、多いようです。 がっ! 肯定・否定、当たった・外れた、と言う前に、 そもそも六星占術で、大殺界をどう言っているか、 どれだけの人が本当に、御存知でしょう? これまでにも何回も、六星関係の御相談も受けましたが、 ほとんどの方は、大殺界の期間中、 「いつもより悪い。」「悪い事があった。」 こう言う事で、当たり判定をしているようです。 でもですね、例えば原典に当たる「六星占術入門」を読む限り、 とてもそんな、レベルじゃないです。 以下、太字も原典通り、引用しますよ。
すげぇ! って、茶化しちゃっちゃ、好きな方・信じている方には、 申し訳無いかも知れませんが、これ、 本当に当たってますか? これってものすごく「具体的で絶対的」です。 12年中3年間が、悪い年だった、 失業や転職、離婚があった、病気になった、 こう言う人なら、結構いると思います。 これがまったく無いって方も、まず少数派だと思いますから、 (=12年中の特定3年間のみ、悪い事が何も起こらない。) これをもってして「当たり」とするなら、 当然、当たる確率は高いでしょう。 でもね… 大殺界が当たっていたって、思われていた方。 本当に上記、全部当てはまっていましたか? 当てはまっていた事が、毎回毎回、 12年中3年、12ヶ月中3ヶ月に、明らかに偏って来て、 御家族もお友達も、みなさんそうでしたか? 天中殺六類型や、十二運の、 概念・理論を持っていると言うだけなら、 そう言う占いは、東洋占術にはいくつもあります。 六星占術が独特なのは、その十二運の解釈が、 上記のように、極端だと言う事です。 未来や結果は、原因全てで(すべてが原因になって)決まると、 私は思っています。 その中には、科学や経験などでわかる原因もあれば、 わからないもの、部分もあります。 私が占いが有効だと思えるのは、 結果や未来を考える時に、科学や経験ではわからない部分の、 原因を考える事が出来る、ヒントになる、 一助になると思うからです。 私が命術が有効だと思えるのは、 情報が相対的だからです。 相対的だから洋の東西や、古今を問わずに、 参考にしたり考えたり、ヒントにしたり出来ます。 ただ、情報が相対的だと言う事は、 言い換えれば、具体的な情報の初期入力をした上で、 文化、慣習、宗教、民族などの、色々な補正をかけないと、 具体的な吉凶・良い悪い・どうなる?は、 わからないと言う事にもなります。 私にとって細木さんのお話しが、納得度が低いのは、 六つ(十二)の星人と、十二の運気と言う、 割りと大雑把で、デジタルな区分けにもかかわらず、 このたった一つの原因・類型で、上記のあれだけの結果を、 (例外無しに)断言しちゃっている点なんです。 このサイトでは何度も 「占いでわかる事は、担当範囲の原因」 と、お話しして来ました。 原因の一つだから、それが毎回、 結果に直結するわけでもありません。 また、自分の占いでは、 「視点と、座標系を考えて、相対的に… (良いとか悪いとかは、誰や、どの観点から見て、 どう言う意味で、場所と時間はどう区切るのかを考えて)」 と言うお話しを、良くするんですが、 上記の文章は、視点や座標系が良くわからないんです。 ところが大殺界=上の文章って、落ち着いて読んで行くと、 (わからないまま、)「具体的で絶対的で、断言系の記述」で、 「結果まで」言っています。 原因に当たる事、結果に当たる事、 不可抗力の部分、自分の意思でコントロール出来るはずの部分、 他人がいて始めて成り立つ事、他人と共有して成り立つ事、 こうしなさい、こうしないといけないと言う指示。 以上全部の事が、渾然一体で語られています。 自分の意思でコントロールできるはずの部分まで、 何で断言されちゃうんでしょう? 細木さんは、中庸や平凡、穏やかよりは、 良いも悪いも両極端で、出入りが激しい (…方に価値を感じる、…人生を好む) のが、お好きに思えます。 正確で厳密、高的中率の文章と言うよりは、 御本人が強調したい、主観の文章でしょう。 嘘…と言えば言葉は悪いですが、 明らかにオーバー表現でしょう。 事実と考えたら、成り立たない、両立しないはずの事まで、 内包している文章に、思えるからです。 だからこそ変に真に受けて、神経質に考えなくても、 「こんな極端な、意見もあるんだなあ」 くらいに、割り引いて受け止めて、良いと思うんです。
それでも 「でもやっぱり、少しは当たるんじゃ…?」 「当たったって、言っている人もいるし…」 「あれだけ本も売れて、TVにも出るって事は本当では?」 と、不安な方は、引き続き もし大殺界が本当なら… こちらをどうぞ♪ |
|||||
「運命を読む 六星占術入門」 細木数子 ごま書房 「六星占術による 相性運入門」 細木数子 ごま書房 「大殺界の乗りきり方」 細木数子 祥伝社 |
|||||
TOP | ||||
ハートラウンジ | ライトラウンジ | 占い広場 | リンクの街 | 掲示板類 |
お散歩用出口 | ||||
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |