☆ 2-1、 運命、宿命って何ですか?
それは変えられない物なんですか? ☆


A、ハートランドなら…
あなたなら、どう思われますか?

と、考えます。



えー、これも散々言われてきている事なのでしょうが、
「運命は変えられるのか?」「宿命は変えられるのか?」

この辺は占い師さんになればなるほど(?)、
みなさん、一番ポリシーお持ちの部分のようで、
「良くぞ聞いてくれましたね♪まあ、お聞きなさい、運命とは…」と、
その占い師さんの、占い観を交えてお話が始まったりします^^


いわく
「運命は変えられるが、宿命は変えられない。」
「努力で運命は変えられる、開運は出来る。」
「運命とは運と命。運は運ばれるが、命は変わらない。」
「運命は変えられないが、運勢は変わる…」


などなどなど…。色々な説、お考え、説明の仕方があるようです。
もうこうなってくると、言葉の意味の取り方と言う気もしますよねえ?

私は「運命とは何か?宿命とは何ぞや?」と、
言葉から始まって、その先の意味を考えすぎるので、
ややこしくなっちゃうんじゃないかなあ?などと思い、逆に&単純に

「変えられる物→運命、運勢、運気」
「変えられない物→宿命」


と、考えればわかりやすいのでは無いだろうか?
などと思っています^^

一応はこれがハートランド的な回答です。


ただその上で、その方が、
「私は運命は変えられないと思う…」
と言われるのなら
何かよほどの食い違いでも無い限り、
「いいや、それは違いますよ。運命とはですね…」と始めるよりは、
「その方に対しては、変えられない物の事を、運命と呼んでお話しする。」
で、いいんでないかなと?

別に言葉の定義そのものは、
それほど重要な部分では、無い気がするので…(^^

特に意識されていない時には、私は
「運命は変えられる物」
「宿命は変えられない物」

で、お話しています。

だから私にとっては運命、宿命を変えられない物としてお話しするとしたら
「生年月日時に決まってしまう、運命、宿命って、
実は思っているほどではなく、結構少ないのでは?」

という事になります。

生まれる時点での性別や両親、場所…
こう言う物は変えられませんから、
これは宿命でしょう。


でも
「後天的にどうなるか未知数な物…。」
「上手く行かないで、悩まれている事。」


こう言う物、事象について、軽々しく
いいわけか、納得材料のようなニュアンスで
「あなたが○○になる事は(もしくはなれない事は)
すでに宿命で決まっているのです。
これはもう、どうやっても動かせません。」
と、断言する事。


クライアントさんの現在や、将来の限界についてを、
運命、宿命を使って言ってしまうのには、
よほど慎重になるべきだと思います。

占いって実に色々な物を、対象にします。
人生、性格、恋愛、お仕事、人間関係。

例えばお仕事一つ取っても、本質的にどのくらい向いているとか
今現在このお仕事に、どれだけ就けるかとか、
こっちとこっちでは、どっちのやり方が良いのかとか
そう言う事はまた一つ一つ違うでしょう。
それをどれも、全部いっしょくたに「運命」の一言で言ってしまったり、
ましてや後付で「運命だった。」
ネガティブな釘差しで「宿命だろうから。」
なんて言う風に使うようでは、ちょっと乱暴な気がします。




人間は出来事、事象を、一度「言葉=単語」に変換して、
食い違いが置き無いように、やり取りをします。

でもここで反対に、
この言葉なら、こうでなくてはならない…
この意味で、こうなるはずである。

みたいな事にこだわりすぎると

「じゃあ○○だったんだ…」

と、かえって言葉の方に、振り回されたり
自己完結して、しまいかねませんから。




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