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●姓名判断について
●姓名判断の占い方
 姓名判断の注意点
●簡単にわかる画数で、
簡単に吉凶を言い切り過ぎる?

●姓名判断だけで言い切り過ぎる?
●姓名判断について

姓名判断は、文字通り持って生まれた名前で、吉凶を見ていく占いです。
おおむね、名前にはそれぞれ意味と、影響力のような物があるのだから、
それがさまざまに影響を及ぼす…と言うような考え方でしょう。

このこと自体は、いたって普通の発想だと思います。
ちょっと極端ですが、わかりやすく例えちゃうなら、飼ってる猫に「ラッキー」とつけるか、「バカ」とつけるかでは、全然印象は違うでしょう。
それが人間対人間になり、毎日毎日それで、書いて、見て、呼ばれる…と考えれば、自分自身にも、相手の方への影響も、当然あると考える方が普通です。

「名前」は、それ自体から喚起されるイメージがあります。
そこからどんな印象を受けるかで、対する気持ちも接し方も、だいぶ変わってくるでしょう。

人間は一分に一回ため息をついていれば、インスタントうつ病になれると言います。
まあ、ここまでストレートな考え方は占いと言うよりは心理学なんかでしょうが、姓名判断ではそのくらい、常に口に出す「名前〜言葉」は影響力を持つと考えますし、反対にそれなら名前から読む事も出来る…と、考えるわけです。



●姓名判断の占い方

姓名判断では上記のような考え方を掘り下げて、日本人なら名前の字は、漢字一文字ごとの画数をはじめ、さまざまな要素が意味を持っていて、総合的に色々な物を読めると考えます。

ただ、ここから先の具体的な読み方は、流派によってもさまざまですし、本当に深くされているような姓名判断になると、秘伝などもあるので、考え方や影響力の捕らえ方は、人それぞれでしょう。
(東洋系占術では特にそうですが、秘伝、口伝、流派の奥義でわからない&人それぞれ〜♪)

一番スタンダードな見方だと、例えばこんな感じです。

外格
16
7 3 10 総格
21
4 天格
10
3 人格
5
2 11
9 3 地格
11
6

天格(苗字)
姓は家系ですから、先祖運や家族全体を見ます。
ただし普通は天格単体では見ず、他との関係、関連で見ていきます。
苗字は家族、血統・血縁単位などで同じになるわけですから、個人の運勢や吉凶は、ここではまず見ません。

地格(名前)
名前の画数で、前運、初運などと言って、ここで普通は人生の前半を見ます。

人格(内格、姓の下一字と名の上一字)
主運です。単独でその人の人生や性格を現すと考え、中年以後を中心に、運命全般を見ます。

外格(姓の下一字と名の上一字以外)
人格の逆で、姓の下一字と名の上一字以外の、全部の合計です。
ただ漢字四文字の名前の場合は、単純に外側の二文字になります。
外格は副運、補運、助運などと呼ばれ、周囲との関係や対外的な物、対人関係などを見ます。

総格(姓名の合計)
一生の運勢や、主に後半の人生を見ます。

大きく分ければ「サンズイ」、「クサカンムリ」は4画、「高」、「澤」、「々」などの扱いに始まって、旧字体で読むもの、新字体で読むものや、中には独特な読み方、解釈をする流派などもあります。

また、一般的には上記のように、姓と名を分けて、天格、人格、地格、外格、総格などを出して行きますが、その際には単純な画数計算だけではなく、流派やひとごとに、

天地同画(天格と地格が同画数だった場合は大凶とする解釈。)
陰陽(画数それぞれを陰=偶数、陽=奇数として見た場合、極端にどちらかのみは凶とする解釈、陰陽配合)、
五行(漢字一文字ずつに五行を配当しなおしてバランスを見る解釈。)
三運吉格、三運凶格(天、地、人の三つ全ての調和、相剋を見る。)

などを、さまざまな物を、さまざまな観点から見ます。
姓名判断は突き詰めていくと、なんとなーく、どことなーく、四柱推命や六壬っぽい雰囲気が漂います。
個人的には麻雀っぽくもあります。

日本で姓名判断というと、名前の漢字を画数を中心に見ていく…と言うのが一般的だと思いますが、中には母音を見たり、アルファベットに直して数秘術で見たり、音波姓名学と言って、発音した時の聞こえ方で見るような物もあります。画数に重きを置くかどうかだけでも、相当見解は異なります。



姓名判断の注意点?


姓名判断メインでされていらっしゃる方から見られたら、もしかしたら、異論のある部分かもしれませんが、あえて私なりに思った事を書かせていただくなら、以下のような感じです。

より正確には姓名判断自体の注意点と言うよりは、姓名判断で占う占い師さんで、時折耳にする、気をつけていただけたらな…と思う、私ならのパターンのような物です。
ですから、当然そうで無い方のほうが、ずっと多いとは思います。


簡単にわかる画数で、簡単に吉凶を言い切り過ぎる?

見ての通り、自分の名前を画数に直す、それを当てはめて見る…と言う事は、特別姓名判断に詳しく無い方でも、すぐに出来ます。

特に今はネットでも本でも調べるだけなら、ほとんど瞬時に出せるようになりました。

ところが姓名判断の鑑定の伝え方と言うのは、どうもいまだに吉凶や、こうである!の、紋切口調で言い切っているだけのところを、しばしば見受けられるように思います。

私は吉凶自体、そもそも必ずしも一面的には割り切れないのでは?と言う考え方なのですが、姓名判断は最も「吉か凶かを判定だけして、そこで終わってしまう」危険性の高い占いのように思います。

占い師さん側は、別に悪気は無く、むしろ善意で忠告をされている、つもりなのかもしれません。
が、例えばただ「あなたの名前は悪いですね…」とだけ言われて終わってしまったら、クライアントさんの気分としては決していい物ではないでしょう。
一つ間違えれば一番ありがちな、「不安を与えて、脅かすだけの占い」で終わってしまいかねません。

名前は悪いと言われたからと言って、一月待てば変わるとか、東がダメなら南東を使おうとか言う選択肢がほとんどありません。

一回判定されてしまったら、簡単に名前は変えられる物ではありませんし、「ニックネームをこうするだけでも変わりますよ。」と言う提案なども、よほどクライアントさんが前向きに考えてくださっている時でもなければ、あまりフォローにならない場合もあるでしょう。

毎日姓名判断をされて、改名をススメル事がが当たり前のような感覚の、姓名判断占い師さんが思っているほど、一般の人にとっては改名は簡単なものではありません。

仮に対処療法的にニックネームだけ付け替えたとしても、本名は悪いと言われて、それはそのまま…と言う事になったら、やっぱりあまり気分がいい物では無いと思います。

同じく「こう言う漢字を名前につけるのはダメ…」見たいな言い回しも、よほど慎重に伝えるべきでは無いかと思います。
これから名前を付けますので、相談にのって欲しいとか、クライアントさん側からコンタクトを取られたならまだしも、すでにつけちゃった後では、悪いとわかっても対処方法はそれなりに限られるでしょう。

一生懸命頭を悩ませて、せっかく想いを込めて名前を考えたのに、「プロの目から見たら、その名前ではダメですね。不幸になります」みたいな事を言われたとしたら…?

クライアントさんから接して来たのであれば、お話は別でしょうが、不安になると取られかねない表現ならば、何らかの解消法とセットで、伝えてあげて欲しいなって気はします。

善意のつもりの注意喚起で「この字はだめ、これも不運、これもこれも凶の字…」と、お話して、すっかり不安になって「じゃあ一体、なんてつけたらいいんですか?」となったところで「個別にお話しするなら、有料鑑定になりますよ?」と言う流れになっちゃったとしたら、外から見ている方にとっては「怖がらせて相談や、有料鑑定へ…」見たく誤解されちゃい、かねません。

吉凶や数値で採点される事が好き♪と言う方も多いかもしれませんが、私自身は軽々しく「この字もあの字も悪い悪い、使わないように…」「画数悪い→改名して下さい」が直結した、ホリスティック医療の対極のような流れの持って行き方をされるとしたら、心情的にも、判断的にもちょっと疑問符です。




姓名判断だけで言い切り過ぎる?

私自身は姓名の影響、それによる一種の運命のような物は、確かにあるとは思います。
場合によっては、本当にそれだけで、引っ張られているのではないかと、思うようなケースも中にはあります。
しかし全体のバランスで見るなら、やはり、あくまでも「姓名でも影響は起きているでしょう。」と言う程度の場合が、ほとんどであると思います。

が、他の占術を使う占い師さんは、命、卜、相で組み合わせてみたり、いくつかの方向から見て判断される方が多い中、姓名判断単体で見られている方と言うのは、命を抜かして相術だけで見ている事になりますから、判断はやはり相当慎重になっていいはずと思います。

確かに変わったお名前や、いわくのあるお名前などを始め、本当に姓名の要素に、大きく引っ張っていらっしゃると思える方、ケースも中にはあるでしょう。
だからそういう場合は、相当数、文字通り、姓名だけでも判断できると思います。

がっ!

それでも姓名は、あくまでも要素の一つ(しかも半分以上は後天的、人為的につけられた要素)なわけですから、つけられた名前だけで、命を始めとする、他のさまざまな要素を度外視して、断命してしまうとしたら、ちょっと早計ではないかと思います。

人間は自分の明るい分野には、重きを置いてしまいますから、この点はやむを得ない事なのかも知れませんが、主に姓名判断一本で見られている方は、姓名判断の比重を取りすぎている事が多いように思います。

名前で運命変わりますよ!
名前の影響は大きいですよ!

と、比較対象の無い絶対値で言われたら、それはそうでしょう。
誰も違うとは言えません。

「いいや!小さい!」
「いーやいーや、大きい!」

じゃあ、不毛と言うより子供のケンカです。

でもそれを言うのなら、人生ってあらゆる物の影響を受けて、あらゆる物で変わっているはずじゃないですか?

ファッションアドバイザーの方なら、いかに日頃の服装が、自分と他人に影響を与えているかを考えるでしょうし、カラーコーディネーターなら、色の影響を、メイクアップアーティストなら、メイクの影響を、ジュエリーアドバイザーなら、宝石の効果を、スポーツインストラクターなら日頃の運動を、それぞれ影響はありますよ、大きいですよ、とおっしゃるでしょう。
実際、色でも、服装でも、音楽でも、香りでも、友達でも、方角でも、アクセサリーでも影響は受けるし、与えると思います。

だから
姓名判断など迷信だ!
でも、
姓名判断で運命が決まる!
のような両極端ではなく、

普通なら、
色、服装、音楽、香り、友達、時間、
方位、方角、身に付けるアクセサリー…

それらと同じように、影響を与えている…

と、ハートランドなら、考えます。



姓名判断についての、もう少しの疑問等と、ハートランドの個人的な見解については、ミルキーウエイの姓名判断にアップしてあります♪

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