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タロットと霊感タロットは
どう違うの?
何が違うの?



A、ハートランドなら…
解釈において霊感のウエイトを
大きく取るタロットが霊感タロット

そうで無いタロットは普通のタロット


と、考えます。


タロットも細分化されてきたのか、最近は「○○タロット」と
固有名詞になっている場合が時々あるみたいです。

「イーチンタロット」「ライダー版」「ルーンタロット」
などは、まあわかるのですが、
割とポピュラーに使っている言葉のようで、
まって考えてみるとイマイチわかったような、
わからないような〜?と言うのが、
「霊感タロット」でしょうか?

女性誌の電話占いなどでは、ちょっと名前だけを拾っていくと、
今はタロットよりも、
霊感がついた、
霊感タロットの方が、多いくらいのようです。

占いではこう言うのって多く無いですか?

「こうだからこう!」ってんじゃなくて、
気がついたらいつの間にかこう言う言葉が広がっていた…?
そしてそれは、おおむねこう言う意味で使われているらしい…?



実は私もどこかで、ちゃんとした違いの説明を
聞いた覚えとかはありません。

そもそも霊感の定義自体が曖昧と言うか、
厳密には良くわかりません???

まさに「こうだからこう!」(この条件を満たす物が霊感!)
と言うより、「こう言う類のものは、霊感」と言う感じで、
消去法的に抜かしていって、確たる物じゃないモノは、霊感。
よほど専門家か、厳密さを求められる場で無い限りは、
こんな風に広く考えた方が、
かえって誤解が減りそうな気さえします。

霊感の定義が完全でないのなら、
霊感タロットだってはっきりした事はいえない。
理屈で言っちゃえばそうなるかも知れませんが…


ただ“私自身は単純に以下のように考えて”います。



解釈等において霊感による、
インスピレーションのウエイトを大きく取るタロット

霊感タロット

そうで無いタロット
タロット



“霊感”という言葉だけで、すでに何だか
アヤシさや抵抗感を感じられる方にとっては、
そりゃもう、霊感とつくだけで
うさんくさく感じられちゃうかもしれません。

良くも悪くも占いの世界って、
言葉のラベリングイメージによるところが
大きいようですから、その方の主観で、
大きくプラスにもマイナスにも振れちゃうでしょう。



ただ、物事ってそうそう
ロジックに割り切れる物ではありませんし、
まして対象が人の心となればなおの事。

そしてタロットとは、その理詰めで考えても中々割り切れない、
人の心や未来を少しでもキャッチ出来るようにと、
作られてきたツールなのだと思っています。

ですからそう考えると、
本来タロットという物は、全て霊感タロット
だったはずでは?と思うのですよ。

タロット自体が人のインスピレーションを
引き出すためのものでしょうから。

例えば大アルカナのT、魔術師が出た時に
「始まり」と取るのか「独創的」と取るのか
「指導力」か「通信、連絡」かではだいぶ違います。
恋人が出た時に
「恋愛」と取るのか「選択」と取るのかでは、
多くの場合全然違ってしまいます。



「健ちゃんが怒ったんだ」「じゃあ健ちゃんが悪い。(終わり)」
こんな機械的な対応をする先生もいないですよね?

「先週から微熱とセキが出るようになって…」
「風邪ですね。次の方。」

こんなお医者様だって、まずいないでしょう?

(だからと言って機械的じゃない対応をされる方を、
霊感先生、霊感医師とは言わないでしょうが…)



ただ占いに関しては、最近はネットや機械などでの
自動の占いが飛躍的に増えました。
ほとんどインスピレーションを使わなくても、
まあ書いてある結果をそのまま受け取れば…というような物です。

かつては全て手作業(?)だったタロットの世界に、
この
「落差が生じた」ために、
前者のタロットをやっている者にとっては
後者のタロットと区別したい!

が、いまさら後者のタロットに
「自動タロット」とか「機械タロット」とかつけようにも、
もうタロットで定着してしまっているし、
どちらかといえば、マイナスイメージにつながりかねないような
言葉を今からつけてくれ、と言うのも…と言う事で、
前者のタロットの方に「霊感」がついたのではないかと思っています。


だからあまり適切な例えでは無いかもしれませんが、

「無農薬野菜」
とか、
「本格派手作りコロッケ」
みたいなものでしょうか?

「回転寿司」みたいに、あえてシンプルにコストダウンした方を
売りにするためにつける場合もあるのでしょうが、
普通はそっちの方が少数派でしょう。

そりゃあ極上の麺とスープと材料をふんだんに使って、
うんちゃらの秘伝で腕によりをかけた、
最高級ラーメンを扱っている自負のあるお店で、
5個で178円のインスタントラーメンと同じ感覚で
「でもラーメンはラーメンでしょう?」
などといわれたら


「よぉ そこの若ぇの。味の違ぇもわかんねえで、
ラーメンってだけで十羽ひとからげなら、
最初っからうちの暖簾をくぐってもらわなくても結構だ!
インスタントラーメンでも作って食っててくんな!
さ、帰ぇった、帰ぇった!」

くらい(?)言いたくなるでしょう。


「○○の海洋深層水、ナトリウム○○、マグネシウム○○、
通常の水道水に比べ細胞の活性化は…」
などと書いてあれば、なるほどな〜と思いますが、

どー 
「水」 ーん♪


とだけしか書いていなかったらだいぶイメージは違います。

別に「水」で売ってたって間違いでは無いのですが、
あえて「水」で売る事もないわけでしょうから…


「水。1リットル、380円。」
普通はまず買わないっしょ…?これだけだったら…。


「タロット」 「霊感タロット」

どうでしょう?

あなたにとっては、やはり印象はだいぶ違うでしょうか?






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