☆ 1-10、占いを100%信じてはダメ? ☆

「絶対に成就する」と言われたのにダメでした。
やっぱり占いを100%信じてはダメなものでしょうか?


A、ハートランドなら…

占いの"何を"100パーセント信じるのか?
ちょっと落ち着いて整理してみませんか?
と、考えます。


うちはこの手の言い回しはまずしないんですが、
他であった…と言う意味では、時々ご相談は受けます。

掲示板などを見ていても
「大丈夫と言われたのにダメだった」
と言う声は、時々目にします。

一方の占い師さんも、はっきり断言系での鑑定を
ウリにされる方も多いです。

( ポリシーを持たれて、その先生のカラーで
厳しい断言系の鑑定士さんも、当然たくさんいらっしゃいます。
が、嫌なお話ですが、占いの名前で商売だけしようと思ったら
やんわり系よりは断言系で、安心=ウォンツ、から集客するよりは
まず不安、心配=ニーズで集客する方が集客力はあるんです。)


占い師さんも、ご自身の占いに自信があったら
「信じなさい!」と胸を張りたいところなのでしょうが
「クライアントさんが無責任になったり、
依存や頼る事になっちゃいけない…」
を、意識されると
ワンクッション置いて欲しくなるのかもしれませんが
そのセーブのかけ方が

「占いは当たらない事もありますから…」
「あまり絶対視しないように…」
「一応こう出たけど、頼らないで下さいね?」


と、いう「話半分に聞いて下さい…」的な言い方だと、
さっきの逆で、なんだか占い結果に、自分で自信を
持てていないようにも聞こえかねず
人によっては占い師さんのスタンス自体が
よくわからなかったりもします。


確かに、頼る、信じ切る…と言うと悪く聞こえます。
この考え方については他でもお話しましたが、
ちょっと角度を変えてお話しすると、
ハートランドではこう考えています。

「その占い師さんが100%信じられるのなら、
現段階での情報としては100%信じてもよい。」


「ただし将来については100%はまずありえない。
占いは
「占い部分の情報」としてわかるだけで
将来の結果は
「現在の占い部分の情報」だけでは決定せずに
ご本人の行動、その他の事情がすべてかけ合わさって決まる。」


逆に聞こえるかもしれませんが、私的には
「占いである以上、将来の結果100%はありえない」
と思っています。

無論多くの場合、実際はご本人の行動や意思なども確認した上で
見ますから、100%はオオゲサでも、相当の割合で予想は出来ます。

ただあくまで「そう言う事も多角的に、計算材料として
含めて考えている、アナログの予測」
であって
動かせない、100%の点の未来が出る事は、
占いならほとんど無いです。

予測や計算抜きで、100%が出るなら
普通は占いとは言いません。
それは予言とか神託です。


私的には占いである以上は
「傾向や割合、可能性を見る技術」
です。

ちょっと乱暴に例えると「降水確率80%」と言う
"現時点での予測"については
100%信じても、責任を持っても良いと思うんです。

「この雲の動きなら、100%とはいえない
…でもまず70%以下って事は無いわねえ?」
みたいな感じです。


でもそれと「結果、雨が降った」とは、別の事です。
そして予測はアナログでしても、結果はその人にとっては
白か黒かの、いわゆるデジタルで出ます。

後はその「現段階80%」と言う情報を受け取った
クライアントさんが、それを考慮しながら
では私は将来、どうしたら良いか?
を、考えれば良いでしょうし、
その情報をもとにして、占い師さんが
その情報を、役立たせられるような使い方について、
いっしょに考えて下さるなら、それも良いと思うんです。

ですから私ならの個人的な考え方を言えば

お話していて、その占い師さんを信じられると判断できたら、100%信じてもいい。
その占い師さんが信じられるかどうかは、結果的に当たったか外れたか以上に、この現段階でのやり取りの過程での、その占い師さんの占いや、助言の考え方の部分で判断する。
(結果を無視すると言う意味ではありませんが、割合はむしろ低いです。)
ここでほぼ100%信じられると言うのなら、現段階での
確率、可能性、傾向としての占い結果は100%信じてもいい。

(私にとって100%近く信じられる占い師さんの判断基準と言うのは、
むしろ本人やその他の要素を度外視したり、説明抜きで結果を断言しない方に多いです。)
ただそれを元にして最終的に未来がどうなったか?
結果は自分次第だし、結果が自分次第である以上責任も自分。


以上のようになります。

私自身がそう思うので、自分が見ていただく側に回る場合も
大体これが基準になります

私はいつも
「ズバリ当たる占いにこだわる限りは、依存になりかねない
と言っていますが、占いで失敗したり依存になっちゃう方は
信じる信じないの基準を 
占いの予測としての傾向や可能性、アドバイスの、過程の部分におかず、
最終的な当たったか外れたかの結果に置き過ぎているからでしょう。


「とにかく最短の時間、最安の料金で
最高的中率の結果を最大限、それだけ下さい。」
人間心理としては、わからなくもない部分もありますが
例えば、クライアントさん側がここまで、打算丸出しだったら
やっぱり打算をウリにマーケティングする、
占い師さん(モドキ…)に行きつきやすい状態を
ご自分で作っているような、物と思うんです。



逆説的に聞こえるかもしれませんが
私なら信じられるかどうかの判断基準は
その占い師さんとやり取りする過程での
占いそのものや、そこから出てくる現在の予測、情報、
また考え方、人間性の部分で結果じゃないんです。

結果的に一回二回、いわゆるハズレても、
その方やその占いが信頼できると判断したら
またお話には行きますし、
たまたまその時一回、結果的には当たっていた事になっても、
過程で信頼できない、プラスをもらえないと判断した占い師さんなら
ご遠慮すると思います。


ドォォォ「今月彼とは別れますな。」ォォォンンン

「ほ…ほえーっ\(・▽・)/;;;;」


ドォォォ「彼は奥さんよりあなたを選ぶわ」ォォンン

「え…?ハレ…? \(・▽・)/ そんなもんスか…?」


ドォォォォンンン「今月おのれは失業じゃあ!」ドォォォォンンン

「キャー…\(・▽・)/;;;;」



イキナリこんなもんが、ただ的中だけしても、
私なら屁の役にも立ちません。


確かに程度問題と言うのはありますが、
理屈としては、実は占いの依存、不安、不信って
「結果を判断基準」にする限り
永久に解決しないと思います。


うちはミルキーウエイでは「占いカウンセリング」
と言う形を取っていますが、
そうでない、別の形や言葉でも、
優れた占い師さん、推命家、鑑定家の方なら、
比較的断言系や、100%に近い
厳しい結果が出たような場合でも、
結果丸投げのような渡し方ではなく、
それを通して、それと一緒に
何かを"伝えてくださる物"と、思います。

どのみち「点」ではなく「傾向、確率」
予測する技術である占いでは、100%にはなりません。

もともと光速度以下の粒子のタージオンなら
どれだけ加速して、光速度に限りなく近づいても
完全な光速度にはならないようなものです。



「絶対に成就する」と言われたのにダメでした。
やっぱり占いを100%信じてはダメなものでしょうか?

占いがわからなくなる時は、大抵占いを特別視している時だから…
そう言う時は、ちょっと他の言葉に変換してみる♪
が、私の考え方ですから、この場合は例えばこんな風になります。


「必ず合格させます」と言われたのにダメでした。
やっぱり家庭教師を100%信じてはダメなものでしょうか?


「絶対に優勝する」と言われたのにダメでした。
やっぱり監督を100%信じてはダメなものでしょうか?


「絶対にやせますよ」と言われたのにダメでした。
やっぱりエステを100%信じてはダメなものでしょうか?

「きっと勝訴しますよ!」と言われたのにダメでした。
やっぱり弁護士を100%信じてはダメなものでしょうか?


「絶対に直る」と言われたのにダメでした。
やっぱり医者を100%信じてはダメなものでしょうか?


「絶対に逮捕して!」と言ったのにダメでした。
やっぱり警察を100%信じてはダメなものでしょうか?


「絶対に景気回復させます」と言われたのにダメでした。
やっぱり政治家や政党を100%信じてはダメなものでしょうか?


「絶対に幸せする」と言われたのにダメでした。
やっぱり彼を100%信じてはダメなものでしょうか?




信じる気持ちは大切だと思います。

確かに、心構えのような意味や部分で
「まあ5%くらいはダメかもしれない…」
なんて最初から思っていても、別に良い事は無いでしょう。

それじゃわざわざ願望が成就出来なくなるような
マイナスの自己暗示をかけているような物です。


こうしてみると、結果が上手く行かなかった時に、
自分以外の対象に責任を委ねてしまう考え方こそ
依存や、頼るになっているような気がしないでしょうか?

信じた政治家に一票入れてダメだったとしても、普通は

それなら政治家全員すべてダメ とか 
所属政党の政策や政治家全てがダメ とか
政治と言う物そのもの自体がダメ とか
汚職や公約違反的な 故意のダメ とか

こう言う事は、それぞれ別の事
じゃないでしょうか?


信じて委ねた人の予測する能力、スキル。
信じて委ねた人の励まし、叱咤激励、伝え方や心情的な部分。
その人を信じる…と言う決断をした時点で生じているはずの自分の責任。

あらたまって書くと、ちょっとオオゲサかも知れませんが、
それぞれは別の事だと思うんです。


占いは100%ではない。
は、普通なら誰もが思っているはずの事です。
にもかかわらず、ついつい自分事や、その占い師さんとのやり取りで

一回当たると「すごい!この占い、占い師さんは的中した!」
一回外れると「ダメだ…やっぱり信じられない。」

その時はそうだったとしても、
「結果ダメ」→「もう信じない!占い師が悪い!」
に直結させる前に、
落ち着いて一つ一つ考えてみてはどうでしょう?




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