妖精の輪             
薄暗い夕暮れの小道で、妖精の輪を目にします。
輪の中で篝火のように光が膨らみ、消えてゆくと、不思議な光景が現われます。
不思議な感じの情景で、非常に微妙ですが、
普通は警戒、トラブル、欲望の誘惑によるつまづきの注意…の暗示です。
夕暮れなのに明るくなり、さらに何かに出会うと言う、
どこか少しだけ、普通では無い事が起こっていたり、これから起こったり…。
一見それはこちらにとって、好奇心を刺激されたり、
魅力的にも思えて、そこに乗ってしまいたくなりますが、
今回はどちらかと言うと最後まで行ったら話が違っていたり、幻だったり、
失う物の方が多そうだから、注意しましょうと言う象意です。
妖精の輪の篝火が消えると、その人の欲しかった幻が見えてきます。
多くは異性で、主に男性なら女性ですが、
女性の場合は男性と、企みを持った女性の場合もあるでしょう。
お金の場合もあるでしょう。
不思議な事に金運はそこそこ、無くもない運気の時なので、
小額なら実際に入ってきたりもします。
まあ、あくまでも妖精であって、悪鬼や死神ではないのですから、
致命傷になるほどの悪意を持った、危機の暗示では無いのですが、
こちらが好奇心や欲望から、自分で近寄って行って、
避けられるはずのトラブルに巻き込まれるのもおかしな事です。
わかっていて飛び込みはせず、
外から見たり、割り切って関る分には問題ないのかもしれませんが…
いわゆるこの時、「おいしいお話」にはご注意ください。
妖精の輪の時、理屈では無い直感の部分で
「なんとなく気が進まない、怪しい気がする…」と、思えるようなら、
直感を大事にされてみて下さい。