渡り鳥   
港の上の空を、渡り鳥が飛んで行きます。
つぼみの妖精の少年が、上を向いてそれを見ています。
穏やかなサイクルの入れ替わり、節目を表す象意です。
これはある種、状況次第ですから、
これまでが出来過ぎのように盛運だった場合は、衰運へ転じるとも取れますが、
普通は戻り、再び発ってゆく渡り鳥は、今ひとつだったり、
悪かった運気が去って、これから徐々に良くなっていく、回復していく…
と、見る希望の暗示です。
ほどなく、良い運が来るので、乗り遅れないように、
前向きなアンテナを張っておきましょう。
そうすれば風に乗れますよ。とも取れますし、
そのための準備や出来る事は、始めておきましょう、とも取れます。
物事のスタート、新しい事を始める、心機一転の決意、などには良い暗示です。
繰り替えず、また戻ってきた、と言うところから、
一度あきらめていた事柄の、ちょっとした復活の意味もあります。
ただ、渡り鳥は小さい物です。
また、風に上手に乗るからこそ、遠くまで飛んでゆく事が出来ます。
あまり大きな事の、最初からの本格的スタートや、
いきなり切り札を、出したりするようなイメージの、スタートダッシュに向いている…
と、言うわけではありません。
どちらかと言うと長いスパンでの、サイクルにのるチャンスですから、
マラソンのような、最初はマイペースのスタートで良いのです。
風が来る前に飛び上がりすぎたり、自分の力だけで最高高度まで上がろうとしては、
たどり着く前に疲れたり、失速してしまいかねません。
周りの状況の好転、チャンスと、自分自身が風に乗れるスタートの切り方を、
タイミングを見て、上手にシンクロさせましょう…の象意です。


渡り鳥はどちらかと言うと、これから段々調子に乗っていける、
最初は穏やかなスタートの暗示です。