雷鳴      
高い山々に、雷鳴が轟き渡っています。
垂れ込めた低い雲は天を蔽い、雷は盛んに光りますが、雨は中々降ってきません。
青年がそれをじっと見つめています。
大きな音が轟き、光が走ると言う、何か突発的な出来事の暗示です。
とにかく何事も無く、平穏無事では無い時のはず…の暗示なのですが、
この突発的な雷が、周りの状況なのか、自分自身の行動なのか、内面なのか、
どこに落ちるかわからない。
雷鳴だけだと、なんともいえないのが、難しくもあり、雷鳴の雷鳴たるところです…
ただ主に悪い象意…と言うわけでは、決してありません。
むしろこれまで努力していた事があれば、認められての大発展のような意味もありますし、
これから奮起する事によっての、大抜擢などもありえます。
反対に周囲の雷鳴の場合は、
大騒ぎの割りには、騒いだほどの重大事では無い事が、後でわかったり、
多忙で振り回される割には、結局成果はあまりあがらなかったり…
と、いう事は考えられます。
入ってくるお金もあったが、出て行くお金も気がつくとずいぶんになり、
結果的にお金の出入りが激しかっただけで、思ったほどたまらなかった…
などは雷鳴です。
虚勢や見栄えだけ、何かのハッタリ…とも取れますから、
反対にこちらがそういう立場、態度にならないように留意すれば、
心配の方はそれほどいらないはずの暗示です。

むしろ内面の奮起、と取るべき時でしょう。
エネルギッシュ、奮起、精神性、集中力、スピード、挑戦などがキーワードで、
ごく軽く取れば冗談や、音、流行、放送、新規などの意味になります。