タロットカードの正位置と逆位置

タロットカードは絵に上下があるものですから、
占ってみたら上下が逆に出ちゃったよ?
こう言う事は確率二分の一で当然起こります。

上下が正しく出た場合を「正位置」
上下が逆に出た場合を「逆位置」とか「リバース」と呼びます。

そこで
じゃあ上下が逆に出た場合、占いとしてはどうなるのか?
ですが…

実はこれ「統一見解が、あるようで無い」んですよね。
特に死神や悪魔、塔、の類の「一見悪げなカード」が「逆」になったらどうなるのか?反対によくなるのか?と言うと、人によってバラバラです。
また死神などは正位置が再生で、逆だとそれが出来ないから、やっぱり凶という解釈もありますし、そもそも正・逆自体を取らないと言う方も以外と多いです。

で、統一見解は無いのかもしれませんが、「絶対的に正しい正解」なんて物もないはずだろう…?と、考えるなら、タロットの正逆は
「人それぞれで良し!」と思います♪



ルーンも人によっては正逆から裏表まで、判断を変える方や、やり方をするようですが、タロットも上下正逆を考えない、判断しない人から、タロット自体に上下が無い物(円形とかね♪)、もあります。

一方で正方形で上下以外に、横の意味があるなんて物まであります。
またタロットの場合、単体の正逆だけでなく、隣接カードとの組み合わせによって意味が変わる、(変える)と言う方もいます。
初のタロットのプロ占い師といわれるエッティラさんを始め、日本でもアレクサンドリア木星王さんが、市販本の中で「コンビネーション・リーディングの初公開」と言われて紹介されています。

こう言う物もまた、どれが「正解」と言う事もないでしょうから、それぞれの方の好きで良いのでは無いでしょうか?
特にコンビネーションは、カード二枚の意味を単純に組み合わせたようなわかりやすいものから、カード一枚では色々な解釈ができる物を、二枚目のカードによって意味を絞る、限定するような読み方、「なぜそう読めるのか?」今ひとつ理論的にはよくわからないようなものもあります。
思うにこの辺は、理論以上に経験則から来ているのかも知れません。
むしろ「迷うようならまずいくつか試してみて、一番自分しっくり来る解釈が出来たら、それに落ち着ける」で、良いと思います。



タロットでやっている事は、インスピレーションの引き出し作業ですから、正しくカードを引けていても、その後の解釈で「ああでも無い、こうでもない」と、意識で悩みすぎてしまったら、引いた後でわからなくなってしまいます。

例えば同じ「彼は最近、我侭や、自分勝手な押し付け行為が多いお付き合いになって来た…」と言う言葉を使って話していても、その内容やイメージが違えば、人それぞれに、それに沿った、違うカードが出てくる事になると思います。
「私の場合はコレ♪」が出来ていれば良いのでは無いでしょうか?



ちなみに私自身は、逆で出ると言う事はそれもまた意味があると考えますから、正逆は取ります。
普通は、テーマに対して「正位置ポジティブ」「逆位置ネガティブ」で見ます。
(ポジ・ネガと言う表現が適切かどうかは、これまた微妙ですが。)

一見ネガなカード、テーマに対しての逆位置は、論理学で言うところの「逆と解釈するのか?」「対偶と解釈するのか?」見たいに迷うかもしれませんが、あくまでも「占的に対して」で、見て良いと思います。
そのネガティブが、内容なのか?時間なのか?状況なのか?などは、またその出た箇所などの状況で変わると思います。
ハートラウンジへ
ライトラウンジへ
トップページへ
お散歩用出口
お散歩用出口


タロットカードのイラスト・著作はNEKOMATAさんです。
NEKOMATAさんのタロットサイト→[ TAROT - nekomata ]