36星座占星術

西洋占星術の正統人事占星術では、黄道十二星座をさらに三分割ずつして見ますが、この三分割されたエリアにも、それぞれ守護星座があり、この36星座でも見る事は出来ます。

普通はこの黄道十二星座の、一つの星座を三つに分けた物をデーク(デーカン、デカン)といいますが、この一つ一つのデークにも、それぞれ星座が割り当てられています。
もっともその補足星座や惑星などは、見方によってもまた違うのです。
オキシデンタル占星術では、独特の惑星を補足惑星として組み合わせて影響があるものとして見、オリエンタル占星術では同じ元素の他の星座、惑星の影響があると考えます。そして「ちょっとずつ変わっていって、変わりきると次の星座に…」と言う、表現をしましたが、一般的に最初のデークから始まって、第二デーク、第三デークとなるにつれ、次の星座の影響を受けて、その星座に近くなっていきます。
これを知っているだけでも、同じ牡羊座でも色んな牡羊座があるんだなって、楽しくなりますし、実際、実占の時は星座のどのあたりなのか?によって、判断は大きく変わってきます。

例えば「牡羊座と蟹座で相性が悪い」と言った場合、普通意味はまず二つあります。
一つは火と水で、元素が不調和と考えられるから、もう一つはアスペクトが90度で不調和と考えられるから。
ところが「牡羊座と蟹座」と言うだけでは、太陽がそれぞれ牡羊座と蟹座のどの位置にあるのかがわかりません。上記の「相性悪い」は、あくまでも単純に牡羊座と蟹座(の、典型的な場合とか、太陽の位置はそれぞれ先頭とか、ど真ん中同士)で、判断しているからであって、例えばこれが「牡羊座の先頭と、蟹座の終わりぎりぎり。」なんて組み合わせになると、アスペクトは不調どころか、ほとんど120度の調和的なものになります。加えて蟹座さんも、だいぶ獅子っぽい発想も出来るし受け入れやすい蟹座さん、と言う事になりますから、むしろ相性は良いとも取れます。

私は36星座をさらに三分割(普通の星座を9分割)して色を当てはめています。
そこまでめんどくさい手順を踏むなら、度数で見た方が正確じゃん☆と思われそうですが、ぱって見て色が同じ、もしくは近いとアスペクトがある♪とわかるので、個人的にはわかりやすく思えて重宝しています♪

以下は36星座占い中、比較的ポピュラーと思える物を上げてみたのですが、意外とコレに版権の類が合ったらどうしよう(^^;; その一方で、冠座の名称とか南の魚座の扱いとかで、結局多少はオリジナルが入っちゃってるんですよねえ。で、実際に見てきて思った事を合わせて表記します♪


一応の考え方
第一デーク 純粋なその星座
第二デーク 次の星座がやや混じる。次の同元素別星座がやや混じる。
第三デーク 次の星座がもう少し混じる。もう一つの同元素別星座がやや混じる。

RPG風に例えるなら、牡羊座第一デークが騎士だとすると、第二デークは白騎士、第三デークは神官騎士で、牡牛座第一デークが僧侶とかって感じでしょうか?
なお88星座の多くはギリシャ神話などが元になっていたり、エピソードがついていたりします。
とても星占いと通じる部分などもあって、なるほどなあ…と感心させられる一方、つぶさに紐解いていってると、「本当は怖い○○童話」見たいに、ギリシャ神話の神々や世界って、結構「な、なんじゃこりゃ?」「いいのか、本当にこのオチで?(^^;;」見たいな展開やお話が結構引く手あまたのてんこ盛りです。華やかで当たり障りの無い英雄談だけでなく、そう言う人間らしい?生々しい?裏の面まで含めて読み解くのも、参考になったり面白いかもしれませんが、この辺はまた時代や世界観の違いのような物もあるわけでしょうから、あまりにもそのまま直訳するのも…なんでしょうねー。
(あまりにもギリシャ神話やギリシャ12神のイメージその物で見ていると、だいぶフンイキが変わってきちゃいます。この辺は昔の東洋占術の世界観や物の考え方とも同じで、あまりにそのまま時代や世界観を飛び越えてドカンともって来すぎると、かえって実質的な意味の方がずれてきちゃうでしょう…。)


なお正確な日にちは年と時間によって、一日程度前後します。ここのページの日付は目安程度に思われて、境界線上など微妙〜って方は、一応両方で見るか、念のためにご自分の太陽の「デーク」の位置を確認してみてください♪
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36星座
牡羊座 おおむね3月21日〜
3月下旬 三角座
4月上旬 エリダヌス座
4月中旬 ペルセウス座
牡牛座 おおむね4月21日〜
4月下旬 狼座
5月上旬 オリオン座
5月中旬 御者座
双子座 おおむね5月22日〜 
5月下旬 小熊座
6月上旬 大犬座
6月中旬 大熊座
蟹座 おおむね6月22日〜
6月下旬 小犬座
7月上旬 海蛇座
7月中旬 カメレオン座
獅子座 おおむね7月23日〜 
7月下旬 コップ座
8月上旬 ケンタウロス座
8月中旬 烏座
乙女座 おおむね8月24日〜 
8月下旬 牛飼い座
9月上旬 ヘラクレス座
9月中旬 北の冠座
天秤座 おおむね9月24日〜 
9月下旬 蛇座
10月上旬 竜座
10月中旬 定規座
蠍座 おおむね10月24日〜 
10月下旬 蛇使い座
11月上旬 祭壇座
11月中旬 南の冠座
射手座 おおむね11月23日〜 
11月下旬 琴座
12月上旬 鷲座
12月中旬 白鳥座
山羊座 おおむね12月23日〜 
12月下旬 鶴座
1月上旬 イルカ座
1月中旬 南の魚座
水瓶座 おおむね1月21日〜 
1月下旬 小馬座
2月上旬 ペガサス座
2月中旬 鯨座
魚座 おおむね2月20日〜
2月下旬 ケフェウス座
3月上旬 アンドロメダ座
3月中旬 カシオペア座
ぱからぱからと、元気に走る♪山でも森でも、前進前進♪
牡羊座 火の星座(直感、精神)活動星座 男性星座(外向)おおむね3月21日〜4月20日

十二星座最初の牡羊座は、まず元気に走り出す物事のスタートの象徴です。
牡羊座の前には原形質である魚座があり、その漠然とした物の中から意識が顕在化し、まずは、よしこれを始めよう!とアイディアがわいたり、純粋な想像力が起きたりします。
守護星には火星を持ち、男性星座で火の星座、運動・活動の星座です。
主張、自己主張、積極性、独断的、直進的、断定的、進取、精力的、情熱的、活動的、エネルギッシュ、勇気、開拓精神、自己中心主義、新しい純粋で単純なパワーや、スタートダッシュ、挑戦、信念。

第一デーク おおむね 3/21〜3/31 (純粋な牡羊座 惑星火星)
三角座(トリアングルム)

トリアングルム(トライアングル)を守護星座に持つ、魚座から生まれた純粋な牡羊座です。純粋な自己。フロンティア精神とか、パイオニア精神とかの言葉が、一番似合うのがトリアングルムです。ちっちゃいながらも尖がっていて、いかにも三角形かぴこっ☆と出てきた感じの星座です。
基本の牡羊座の要素が、純粋に象徴されます。この点、本によっては「牡羊座が二倍に強化される」的な言い回しになっている物を見かけるんですが…、別に嘘って事じゃ無いでしょうが、私はあんまりピンと来ないんです。確かに占星術の「星座」って、それそのものは個人じゃなくてシンボルみたいな物なんでしょうが、それでもやっぱり一つの物を表すのなら割合で言いと思うんですよね。牡羊座だけなら牡羊座で…。別にバイキルトじゃ無いんだから、量や数値が倍に増えるわけでも無いと思うんだけど??
トリアングルムは基本性格がそのまま現れて、女性であってもどこかさっぱりしていて、カラカラカラッと割り切りのいい、男性的な面を感じさせます。野性的と言うか、活動的と言うか、女性でもあまりムードに流されなかったり、物事の結論をフェードアウトではなく、ピシッとつけるのが好きだったりします。ただし必ずしも見るからに男っぽい女性と言う意味ではありません。西洋占星術の男性性、女性性と言うのは、イメージの男女以上に、本質的な性向のような物です。良くも悪くも自己を中心として物事を捉えます。
もやら〜ん…とした魚座を経て、ぽんっ☆と生まれた最初の星座が牡羊座であり三角座ですから、基本性質はとてもシンプルで素朴、わかりやすい物になります。持続力のような物はあまりなく、持続にまわせる余力があるなら、最初の突進力に全力を使いたがります。
ゆっくりと状況を判断したり、裏を深く探る情報戦のような物は苦手ですが、その分自分が先頭に立って、みんなを引っ張ってゆき、元気にしてゆく天性のパワーと明るさ、行動力を持っています。自分は自分で好きな事をしたり、休んだりする事でエネルギーを補給してきて、みんなには元気をふりまく。まさにそんなアウトプッター(外向性=男性性)がトリアングルムです。 
第二デーク おおむね 4/1〜4/10 (牡羊座+獅子座 惑星補足 太陽)
エリダヌス座

川の端っこと言う意味の一等星アケルナルのある、大河エリダヌス座を守護星座に持つ、二番目の牡羊座です。オリオン座のあたりから、南天の水蛇座のあたりまで、う〜ねうね、う〜ねうねと伸びた長ーい星座です。
とにかく行動!と言った感じのトライアングルに比べて、エリダヌス座は獅子座特有の明るさや、無邪気さ、善良な自己中心性から来る、華やかな自己肯定のプライドを持っています。少し周りを見る、余裕のような物も現れてきます。
ほおって置けないから、自分が引っ張り上げてやるかー♪的な面倒見のよさがありますが、頼り頼られすぎるとオーバーワークになったり、疲れてしまいます。好き嫌いがはっきりしていて、味方には寛大に、敵は敵としてはっきり批判する、陽性の判断力と行動原理が、エリダヌス座の魅力です。
やはり女性でも行動的だったり、例えば単純な専業主婦だけに落ち着いちゃうと、安心するよりは物足らなくなってきます。
牡羊座系はみんなそうですが、女性であっても比較的、体力、決断力、判断力から、“汚れる”事などにも強いのがエリダヌス座です。福祉や介助、医療の現場から、メイクアップアーティスト、エステ、リラクゼーションなどは中々イメージです♪
牡羊座系は基本的に元気な星座ですが、エリダヌス座も肉体的以上に精神的にタフって感じで、コケたと思ってもしばらくすると、一人でにひょこっと立ち上がっていたりします。
第三デーク おおむね 4/11〜4/20 (牡羊座+射手座 惑星補足 木星)
ペルセウス座

最近は流星群で有名なペルセウス座を守護星座に持つ、三番目の牡羊座です。牡羊座に射手座の柔軟で深遠な知性が加わり、さらにちょっと牡牛座に近くなっても来ます。歌や芸術、素直な快楽志向も前面に出てきます。
ペルセウス座は変光星アルゴルを持ち、ギリシャ神話ではアンドロメダからペガサス、鯨と、関係する星座も英雄談もてんこ盛りです。神話のペルセウスも多くの人の助けやアイテム、知恵と工夫で冒険を切り抜けていきましたが、結構その内容は、世渡り上手の駆け引き上手。必ずしもいつも聖人君子見たいな振る舞いをしているわけでもなくて、わりかし人間的で、むしろ結果オーライの印象さえあります。
行動するのは大好きだけど、とにかく突撃〜♪で進むと言う感じではなく、状況を見てはさっと引き上げる、進退のスピードのような物が速いのがペルセウス座です。射手座っぽさが出てきたり考えたりしても、やっぱりそのうち牡羊座が決断するようですね。これが悪く出ると、射手座の楽天的だけれども、こだわりを持たない飽きっぽさに映ります。
勇敢で野心もあり、実利も快楽も正直に欲し、自分自身なりの正義感とでも言うような物に正直です。一方で勇者の特徴なのか、ペルセウス座は現状が勇者として振舞わなくともいいような状況におかれると、徐々に徐々に現状に甘んじてだらしなさが出てきたり、お尻が重くなってきたりもするみたいです。反応的な自己主張はあっても、一見牡羊座に思いにくいほど流れに流されちゃう場合があります。きっかけを逸すると、中々もう一度自分から状況を変えたり、脱出しようとする意欲がわか無いと言うか「まあしょうがないかな?こう言う時もあるかあ。」みたいな調子です。
一番ありがちなペルセウス座のイメージとしては、良い人なんだけど、何かだらしないとこもあり、しょーこりもなくプチ悪さもするんだけど、本当にひどい悪人にもなり切らないみたいな、むしろ人間的で、結局は自分に正直みたいな星座みたいです。


大きな体でひなたぼっこ♪食べて眠ってのんびりのんびり♪
牡牛座 地の星座(感覚、物質)不動星座 女性星座(内向) おおむね4月21日〜5月21日

意識に目覚めてダッシュダッシュで進んで行った牡羊座は、行った先で楽しい場所を見つけます。今度はそこで一休みして風景を見て、食事をとり、音を聞き、寝っ転がって場所を確保して、気持ちいい草原の感触を楽しみます。
守護星には金星を持ち、牡牛座は金星の受動的な面を象徴しています。
女性星座で地の星座、定着・不動の星座です。
所有・所得、保守性、頑固、消極性、安全性、審美性、忍耐、粘り、調和、和合、金運、財産、安定志向で五感、慎重、緩慢性、執着性。現実的な富と経済、豊かさと繁栄、所有を象徴します。

第一デーク おおむね 4/21〜4/30 (純粋な牡牛座 惑星 金星)
狼座(ルーパス)

狼座を守護星座に持つ最初の牡牛座です。純粋に牡牛座の性質が強調されます。走ってきた牡羊座が一休みするための、おっとりのんびり、具体性、感覚性、現実性などが強調されます。狼座は物質欲、享楽欲、快楽欲に正直な星座で、自分の欲しい物を手にいれて維持し、拡大する事を第一に考えます。それが現実感や建設感などを伴った、地に足の着いた善良な物になるのか、反対に個人の享楽や、物ばかりを追うような発揮のされ方になってしまうかは人それぞれです。しっかりした信念や強固な意志のような物を持っていて、一度決めたらがんばりぬくのが狼座ですが、むしろ普段はのんびり柔和な印象を与えます。月の影響も受け、神聖で霊的な物も持っている星座とされています。
また物質欲が正しく働く時は、着々と獲得に向けてがんばりますが、一度手に入れた後で、のんびりさが変ちょこりんな方に出ると、いわゆる、あるだけで満足、確認するだけで満足、半分ホコリかぶってるとか、釣った魚に餌やり忘れてる〜状態にもなります。
狼座以外でも牡牛座はそうですが、美的感覚にファッション、物質が掛け合わされていくと、結果的には豪華なファッションになったりもします。牡牛座自体には特に直接派手好きな意識は無いのですが、アレも着てコレも着て、あのアクセサリーに、コレもかわいいし♪とやっていると結果的には結構な重装備にもなるようです。この辺は割合、一点豪華主義の獅子座系や冠座さん系とは対照的です。
ギリシャ神話では狼座は、アルカディアの王リュカオンが、ゼウスによって姿を変えらて、天に昇った物といわれています。
ところで実際の狼座は天秤座と蠍座の間の星座なので、牡牛座からちょっと離れているんです。そもそもケンタウロス座の一部だったくらいなので、牡牛座第一デークが狼座と言うと、なんとなくちょっと違和感もあるんです。確かに性質的には狼と重なるところもありますが、それ言ったら牡牛座の上下には他にも鳩座や兎座、テーブル山座からキリン座まで、牡牛っぽいイメージの星座は結構あるんですが…。36星座では狼座が牡牛座第一デークになっているので、ここではそのままご紹介しました。
第二デーク おおむね 5/1〜5/10 (牡牛座+乙女座 惑星補足 水星)
オリオン座 

冬を代表するオリオン座を守護星座に持つ、二番目の牡牛座です。リゲル、ベテルギウスにオリオンの三ツ星と、都会でももうこれ以上は無いってくらい、非常に見つけやすい星座です。星図では棍棒もって「おらおらおらーっ」って感じで勇ましく描かれています。
牡牛座の物質主義、感覚主義に乙女座と水星の知性や智謀、またそれらを活かす、手腕のようなものが加わります。
乙女座は自分自身はしっかり持っていますが、対社会的には、普通は牡牛座以上に柔軟に計算して対応できる星座です。結果的にオリオン座は現実的な出世や成功には、非常に良い星座とされています。オリオンは神話上でも美男子で腕っ節も強く、神話だからこそでしょうが本当にタフです。冒険談から悲劇まで、波乱万丈の物語ですが、36星座のオリオン座も、人気や財運に恵まれて、波はあってもそれをばねに出来ます。メジャー中のメジャー英雄のオリオン座ですが、生来の異性好きが変な方向へ行くか、尊大になりすぎて墓穴でも掘らなければ、成功できる星座と言われています。
ただその成功の形のような物については、オリオン座は必ずしも華やかな表舞台の頂点で、スポットライトを浴びたい…と言うような欲望が強いわけでもありません。むしろ実質ナンバーワンとか、実力ナンバーワンのような、同じ選べるなら名よりも実の方を欲たがります。
オリオンは「この世に俺よか強い生き物などいない♪」と威張っていたので、怒った大地母神ガイア(もしくは月の女神アルテミスなど)が蠍を放って、毒針で刺し殺してしまったと言われています。実は他にもオリオンの最後については説があるんですが、いずれにせよギリシャ神話ではこの手の「いらん事言ってしまったために、激怒巨烈となった人から100万倍の反撃を食らう〜」と言うパターンが非っ常ーっに多いです。結果オリオン座は蠍座の反対に位置し、ホロスコープ上ではオポジションになり、蠍座がぴこっと夜空に上がると、何事もなかったかのように撤収していきます。
コレは本当に余談の小ネタですが、オリオン座圏内にはM78星雲があります。だから強い!と言う事は西洋占星術でも古くから…言ってませんけどねー。ヘアッ!
第三デーク おおむね 5/11〜5/21 (牡牛座+山羊座 惑星補足 土星)
御者座(オーライガ)

一等星カペラを中心に、特徴的な五角形の御者座を守護星座に持つ、三番目の牡牛座です。牡牛座に加えて、山羊座の現実主義、社会性、活動性などが加わります。足が不自由なために努力して馬車を発明したように、まずはコツコツ努力家のイメージが御者座です。
牡羊座の先頭がスタートダッシュに一番強いのなら、牡牛座の終わりは(土星の影響もあり)もっとも初速の遅い星座で、現実的にも下積みの期間が長かったり、大器晩成型と言われます。最も現実的で、非常に慎重、ただ社会性も野心もありますから、目立たなくてもコツコツと着実にやっていく星座です。
ある種、狼座以上に、仕事にはまじめで硬く、堅実さを見せるのが御者座です。基本的には保守的で、砕けているように見せても公私の区別や、上下関係などは、どこか自分なりのラインを引いていますし、一度信頼した相手には信頼で答えます。御者座は動よりは静、奇抜な奇策よりは王道とでも言うような星座で、ギリギリでクリアするスリルを楽しむぐらいならば、余裕を持って安心したいと考えます。その分即断即決や、スピード感を欲求されるような物は苦手で、一度受け止めてちょっと考えてから返してきます。おっとり、のんびり、ほんわかタイプとか、男性でも割合ほけら〜ん…と言うイメージの人が多いです。
御者座は典型的な攻めるより守るの星座で、キャパシティー内の攻撃に対しては圧倒的な防衛力を見せます。一見外見上はのんびりと対応、反応しているように見えても、頭の中では実に色んな事を、アレコレ考えたりしています。
小山羊を抱えた御者座の姿は、本当に寡黙でも温和そうな星座のイメージその物で、なんとなく若い頃のあるむおんじみたいな感じです。
あっちにこっちにアンテナ張って♪興味が涌いたらくるくる動く♪
双子座 風の星座(知識、思考)変通星座 男性星座(外向) おおむね 5月22日〜6月21日

のんびりと休んでいた牡牛座は、今度は段々状況にも、手に入れた物にも飽きてきました。もう少しだけ近場で、もっと面白い事や、手に入った物を役立てたり、活用する方法は無いかなと、今度は活発に情報を集め始めます。一人で楽しんでいたので、今度はお友達も欲しくなります。
守護星は水星で双子座は主にその能動的な面を象徴します。
男性星座で風の星座、変通・柔軟の星座です。
精神的興味、臨機応変、通信連絡、実用的知性、知識、文化、コミュニケーション、情報や伝達を象徴します。

第一デーク おおむね 5/22〜5/31 (純粋な双子座 惑星 水星)
小熊座(ウルサ・ミノル)

北極星のある小熊座を守護星座に持つ、最初の双子座です。純粋に双子座の性質が強調されて、こぐまのように好奇心旺盛で、器用で、やり取り上手、またちょっとした事を乗り切る、現実的な知恵や生活の知恵のような物は抜きん出ています。フットワークも軽くて社交上手でもあり、知識の吸収力、即戦力度は非常に高い物を持っています。一方であれもこれも出来るけど、結局腰をすえての、職人的な一つのスペシャリストにはなれずに器用貧乏で終わってしまったり、重宝がられて使われても、あまり深い部分には関われないまま終わってしまう事もありがちです。
これは悪く言えば、どっかで飽きっぽさが出てくるとか、腰が落ち着かないともいえますが、小熊座は本質的に同時にいくつもの事が出来たり、無意識に力を分散させられる能力のような物があるように思います。手をつけてる一つの事に全力投球していても、結局途中で飽きたり疲れたりしてワンクッションおいていると、むくっと別のアイディアが出たり、他の事が気になったり…。で、そっちも同じように途中で一呼吸入れると、また最初の方にブーメランのごとく戻って来てと言う調子で、お尻は軽めだけど活動星座ーっと言う性質がぴぴぴっ出ると、結果的にはアレもコレも手がけているうちに、気がついてみてみると、結構順番に形にしていけてるじゃん?見たいな感じです。
基本的には世渡り上手なはずなんですが、一度つまづくとズルズル状況に流されてしまって、奮起一点盛り返すような継続的爆発的なパワーには乏しい星座です。ただそれでも後で聞いて見ると、やっぱり周りの方に助けられたり、なんだりしてるうちに落ち着けたって言う事が多いようですから、まじめにがんばっている限りは、自分一人の力で超えられない壁のような物にぶつかっても、そんな時こそ愛される小熊座の、本領が出て来るのかも知れません。
本当にてろーんと言う感じのかわいい星座なんですよ♪何か星図の位置関係だけ見てると、下からはキリン座に小突かれ、上からは竜座にひっぱたかれて、あれーってなってるような感じなんですけど…。
第二デーク おおむね 6/1〜6/10 (双子座+天秤座 惑星補足 金星)
大犬座(カニス・マヨル)

全天一明るいシリウスを持つ、大犬座を守護星座に持つ、二番目の双子座です。本来の双子座に天秤座と金星の要素が加わり、双子座の知識吸収、社交上手に加えて、人間的な温かみや、明るさ、優しさ、情報に偏り過ぎない愛らしさのような物が出てきます。結果的に大犬座は小熊座以上に、愛される人になりやすい要素を持っています。小熊が純粋な自己好奇心で動くのに対して、大犬は群れや仲間の中での調和も大切に思うからです。ある程度の安心感を把握できた後、楽しいやり取りや、見る、聞く、話す、遊ぶが大好きです。
みんなと一緒に楽しむ趣味にもなりますから、結果的に楽しみを通じてお友達が増えたり、やり取りをしたりの社交性にもつながります。
双子座の例に漏れず、好きな物を並べられると、大犬座はくるくる迷います。大犬座は猟犬であり、飼い犬なので、相手に合わせて選んだり、一度選べば割とそっちに、どーっと行ったりするんですが、自分で選んで判断するとなると、選ぶまでがどれも欲しくて悩むんです。その意味では結果的に決断力が無い人とか、よく迷う人に見られがちです。
割と一人でもみんなとでも、それなりに自分の楽しみを見つけていく事の出来る星座です。ただ強烈な個性の人と組み合わさると、最初は距離を撮りたがりますが、時には押し捲られて自分を出せずに終わってしまったり、自己主張できないまま、自分が我慢してしまったりと言う事も起きます。みんなといる時でも、完全にのめりこんだり同化するよりは、どこかに理性的な自分を残したがります。
突撃隊長でも最後の切り札役でも、与えられればそれなりにこなせますが、何より痒いところに手の届くような、全編を通して活躍できる遊撃部隊のようなイメージで、組織においては総合実戦力のような物の高い、使い勝手の良い星座です。
第三デーク おおむね 6/11〜6/21 (双子座+水瓶座 惑星補足 天王星)
大熊座(ウルサ・マヨル)

北斗七星を持つために、ほぼ一年中見る事が出来る大きな星座、大熊座を守護星座に持つ、三番目の双子座です。熊なんだけど、長ーい尻尾でのっしっしー、と言う感じでいるのが大熊座です。水瓶座と天王星の影響を受けます。
巡ってきた双子座の中で最後になる大熊座は、最も完成された情報、思考能力を有していて、一方では知恵を操りながら、同時に自分独自のオリジナルな視点、ユニークな発想を打ち出してゆく事が出来ます。小熊座などがストレートに立ち回るのに対して、大熊座は一度取り込んでちょっと昇華してから、思いもよらない形でアウトプットする事が出来るんです。自分のスタイルと、合わせるべき部分を上手に使い分けられれば、水星の知恵に天王星のひらめきと言う、両方の視点を持った大熊座は、とても優秀なアイディア・プレゼンターになれます。
活動的で楽天的で理論的、またその自分のスタイル自体に、多少頑固さがある感じになります。活動的ではありますが、押しの強さが前面に出る星座ではないので、普通はやっぱり活発だけど、サッパリしていてさわやかな印象になります。
また、何かについて充分では無いラインで妥協してしまった時に、次に別のチャンスが来てしまうと、ふらふらと流されて行ってしまうと言う大熊座の場合…。どうもこの「そこで割り切って満足する」でも「満足できなくても次のチャンスはきっぱり断る」でも「いっそ自分から積極的に完成を目指す」でもなく「自分からは動かないんだけど、次の機会が外から来た時だけ、何とな〜く行ってしまう…。」と言う、無意識の積極的な受動性?反応性?のような物が、大熊座にはあるように思います。
ハサミと甲羅でみんなを守る♪家族一緒で仲良し子良し♪
蟹座 水の星座(感情、情感)活動星座 女性星座(内向) おおむね 6月22日〜7月22日

情報を駆使して色々な物を集めて役立て、お友達も見つけた双子座はここでまた少し休憩します。でも今度は一人ではなく、出会ったお友達と一緒に、休んでいる間も話したり活動したりして過ごします。
守護星は月で、女性星座。水の星座で運動・活動の星座です。
感応、感性、家庭や母性、家族、それらを守り育てて行くものの象徴です。
環境の活用性、感情的、母性的な保護、保育精神、感情的な防衛本能、反応と不安定、消極的で保守的、強い感受性、献身的な心、豊かな喜怒哀楽、同化精神。

第一デーク おおむね 6/22〜6/30 (純粋な蟹座 惑星 月)
小犬座(カニス・ミノル)

古くからある星座で、冬の大三角の一つプロキオンを持つ、こいぬ座を守護星座に持つ、最初の蟹座です。純粋に蟹座の性質が強化されて、まさにこいぬのように無邪気で明るく、人懐っこい愛らしい星座です。こいぬ座の感情豊かな正直さは、時には防衛のための攻撃に転じて、キャンキャンと(結構徹底的にも…)ほえてもしまう事もありますが、普通はその駆け引きや裏表を持ちたがらない社交性で、敵を作る以上に味方も作り、多くの人から愛されます。活動的で行動的、おしゃべりが好きで、実年齢よりもどこか子供っぽかったり、無邪気さが残ります。それでいて非常に母性的で、何より女性的です。
実女性の場合、セクシーと言えばよく蠍座系が引き合いに出されますが、水象サイン最初の女性星座であり、守護星も女性の月を持つ蟹座は、子犬座に限らず、非常に感情豊かで、月のイメージの女性を彷彿とさせます。
感情的な星座ですが、こう書くと誤解して欲しくないのは、別に短気であるとか、笑い上戸であるとか、それがそのまま速攻で出るとかと言う、意味ばかりでは無いんです。(こう言う出方で出た後はカラッと終わるなら、むしろ牡羊座とかの、男性星座の方なんですね。)例えば子犬座でも非常に計画的で用意周到な人もいます。ただそのスタートやプロセスを見ていくと、「次の連休には温泉だーっ♪」で、着々と仕事してたり、パンフレットや資料集めてたり、お友達と連絡取ってたりします。
蟹座らしい、活発で、グループや家族、コミニティを大事にする性質が一番わかりやすく発揮されるのが子犬座です。
第二デーク おおむね 7/1〜7/10 (蟹座+蠍座 惑星補足 冥王星)
海蛇座(ヒドラ)

二等星アルファルドを持つ、海蛇座が守護星座の、二番目の蟹座です。蠍座と冥王星の影響を受けます。うみへびと言うと、何か気持ち悪そうで怖そうで、好きになれない方も、いらっしゃるかもしれませんが、例えば女性なら、実は子犬座以上にストレートに女っぽかったり、女性のイメージでの魅力を持った星座なんです。男性でも非常に女性的な細やかさや、物腰の柔らかさ、防衛性を持っていたりします。
守護星座としての海蛇座は、純粋な蟹座に蠍座と冥王星の影響で、速い頭の回転の知性や、理屈に頼らない、深い洞察力などが加わった物です。ある程度信じていた物でも、事情が変われば、たいてい見直せるような冷静さもあります。
多芸多才で社交性も持ち、瞬時に人を見抜くような洞察力を持った海蛇座は、味方になればこれほど頼れる、影響力を持った人もいませんが、敵に回せば執念深くて怖ーい一面も覗かせます。
海蛇座自体に深い愛情と性的欲望や魅力の意味がありますから、この辺も蠍座とかぶりますね。
海蛇座は海蛇のイメージに加えて特に明るい星もなく一見マイナーですが、実は全天一巨大な星座です。(星図なんかだとたいてい全部入ってなくて、頭だけどか、尻尾だけとかでちょん切られちゃってますが…;;;)この辺も、普段は目立たなくても、何かあった時には多くの人脈があったり、影響力を持つ海蛇座の象徴と言われます。恋人が出来ると愛情もとても深いですが、これが悪く出ると、全身でくるくる巻きつけようとして、細かく行動を知りたがったり、縛ってきたりと独占欲&嫉妬深い面を覗かせます。
第三デーク おおむね 7/11〜7/22 (蟹座+魚座 惑星補足 海王星)
カメレオン座

日本からは見えない小さな星座、カメレオン座を守護星座に持つ、三番目の蟹座です。魚座と海王星の影響を受けます。また、獅子座にも次第に近くなってきて、カメレオンのように仲間内の中でも、自己主張する時とあわせる時の、両面が出てきます。
カメレオン座は基本的に策略家です。もちろん基本は蟹座なんですが、小さな事から大きな事まで、意外な部分や手段、方法を取って目的を達成できます。またたいてい非常に勉強家で、カメレオンの目のように、同時に二つ以上の事を手がけて、進めていける能力を持っています。この辺はちょっと双子座っぽい感じにも思えますね。仲間を大事にする蟹座系ですが、子犬座や海蛇座に比べれば、ちょっとだけ距離を置いたようなポジションを好んだりもします。
また色の変わるカメレオンと魚座に象徴されるように、芸術的なセンスや霊感、想像力のような物も発達します。まるっきり所帯じみた人だなと思っていたら、突然夢物語のような事を言って見たり、意外なロマンチックな趣味を持っていたり…。これが時には「何を考えているのか、本性はどっちなのか、実態が良くわからない人?」と、映ります。それが良く出ると、蟹座にしてはミステリアスで、エキゾチックな魅力を持った星座になります。
わかったかと思うとまた見た事の無い、不思議な顔を垣間見たり、そうかと思うと非常に常識的な振る舞いを見せたり、とらえどころがあるのか無いのか、なんだか良くわかんないような部分こそカメレオン座の魅力です。
金のたてがみさらさら揺らし♪広い草原無邪気に進む♪
獅子座 火の星座(直感、精神)不動星座 男性星座(外向)7月23日〜8月23日

すっかりみんなと打ち解けて、安心できるコミュニティを作る事が出来た蟹座は、段々みんなと一緒の考え、服装、趣味、平凡さや毎日がちょっとつまらなくなって来ました。今度はまた初心や童心に戻って、一緒の部分ばかりではなく、新しい事を見つけたり、創造したりしたくなり、またその自分らしさをみんなに見せたくなってきます。
守護星は太陽で、男性星座。火の星座で定着・不動の星座です。
情熱、意志、自己表現、志す、高潔、陽気、創造、創造性、創造開発、尊厳、ドラマチック、恋愛、子供、娯楽、冒険。積極的、無邪気、王者、威厳、高い精神性とプライド、力と権力による繁栄を象徴します。

第一デーク おおむね 7/23〜7/31 (純粋な獅子座 惑星 太陽)
コップ座(クレイター)

コップ座を守護星座に持つ、最初の獅子座です。純粋に獅子座の要素が強化されます。
コップと言っても現代日常のガラスのコップのような物ではなく、ギリシャ神話の酒神ディオニソス(バッカス)の杯、(もしくはアポロンの聖杯やコルキスの王女、魔女メディアの杯)で、取っ手や台座に装飾が施されている、非常に豪華絢爛で立派〜な物です。(ただ星座自体は割りと暗めの星でなっています。)
獅子座と言うと何か、威張っていて高飛車で、鼻持ちなら無いかのような言われ方をされる事がありますが、それはよほど獅子座の性質が極端に出た場合です。確かに親分肌でドラマティックな星座ではありますが、本来陽性で太陽を守護星に持つ獅子座は、純粋に自己表現、自己開示、それによる賞賛が好きで、それをする事への抵抗感が他の星座に比べてずっと希薄なだけなんだと思います。
現実的にはむしろ「無邪気、子供っぽい、楽天主義」な、陽気で明るい獅子座さんの方が多いと思います。(ウエイト版のタロットカード太陽では、子供が描いてありますよね♪)
また、無機物星座のコップ座の性質が別の形で出ると、獅子座とは思えないくらい「一見おとなしい人」にもなります。ただこの場合も、普通はただ静か、とか暗いとかではなく、意識するしないは別にしても「そう言う方向で自己発現」する事に、らしさを感じているような時ですから、大体「口数は少ないけど、ムードは明るい♪」とか、「淡々と聞き役に回ってくれるけど、裏表が無いので話やすい良い人♪」とかの印象になります。
サービス精神もあり、からっとした陽気でさわやかなクリエイターがコップ座です。スケール大きく、権力欲的な側面も確かにありますが、そう言う王者の風格まで含めて、普通は獅子座は自分の好きな事に没頭したい、それによって拍手をもらえたら一番良いな。と言う、善良な野心です。
頼られる事も普通は好きで、そんな獅子座性質が一番ストレートに出て、獅子座の中でも成長と言うよりは、磨かれていくうちに光ると言う感じがコップ座です。
第二デーク おおむね 8/1〜8/11 (獅子座+射手座 惑星補足 木星)
ケンタウロス座

ケンタウロス座を守護星座に持つ、二番目の獅子座です。本来の獅子座の要素に、射手座と木星の要素が加わります。射手座に補足されたケンタウロス座と言うのも何かわかりやすいですが、実際に獅子座に加えて射手座に見られる深遠な知性、時に宗教性のような理想、信条、思想を持ちやすい星座です。
徹底的に一つの事をしていたかと思うと、急に興味を無くしもします。
獅子とあわせて人馬であるケンタウロス座は、一方ではすばらしい理想を唱えながら、そのためや反対する物には敵意をあらわにするといった、深遠な人間的知性と、現実の極端な獣性が同居しやすい二面性が少し出てきます。
ただ神話では、ケンタウロス族は獣性の権化みたいな連中ばっかりだったみたいですが、ケンタウロス座の直接のモデルになったケイロンと言う人物は、獣性ほとんどのケンタウロスにおいても、例外中の例外と言うくらい温和で善良な出来た賢人だったそうです。医学、音楽、狩猟などの意味を持ち、タロットの法王のように多くの人を教え導く役目を担いました。まさに獅子座+射手座の成功例の見本みたいなお話ですが、実力が伴えばやっぱり引き立てられる物です。
実際、いろいろな意味で多彩で実力者なケンタウロス座の人も当然いますが、賢人の部分が前面に出ても、あまり理屈を理屈で説きふせたり、知識偏重の伝え方になる事は少ないようです。獅子座系特有の良い意味での演技性、演出力まで含めて、むしろそう言うやり取りをしなくても「なんとなくこの人は、わかっていそうだ♪」と言う、言葉以上の説得力と言うか、カリスマのような物がにじみ出ます。
どこかには獣性を持ちながらも、その獣性自体を上手にコントロールして、楽天的な形で出したりと、賢人の道を歩むのがケンタウロス座です。
第三デーク おおむね 8/12〜8/23 (獅子座+牡羊座 惑星補足 火星)
烏座(コルブス)

烏座を守護星座に持つ、三番目の獅子座です。獅子座の要素に、牡羊座と火星の意味が加わります。また、やや乙女座にも近づいてきます。
行動力や積極性、現状打破の力を与えられた星座ですが、これがひとたび悪く出ると他者との間の争いや、積極的な攻撃にもなります。乙女座って攻撃的なの?と思われそうですが、乙女座独特の潔癖症、納得行かないまま長い物に巻かれるのはいや、と言う側面が、牡羊座や火星の男性的な攻撃性に転化すると、防御型、排除型の攻撃性が出たり、結果的に結構波乱のひとときになります。
ただ、ギリシャ神話では烏座の烏は、最初太陽神アポロンに仕える、人の言葉をしゃべり、美しい銀色に輝く羽を持つ、職務にも忠実な鳥でした。たった一度の失敗のために、真っ黒にされ、声を奪われたと言われる烏です。烏座自体もあまりにも平々凡々な人生よりは、ちょっとくらいの荒波になら立ち向かう方が本領を発揮できるようです。烏座は獅子座特有の演技力、演出力を結構計算して出来ますから、一見ボロが出たかと思うと、実はそれを次につなげたりと言う、「なーんちゃって♪」的なタフさがあります。
烏座は本来遊び好き、表現好きで、頭は良くてもやっぱり自分の取る表現手段としては、難解な物より単純な物を好むようです。
頭がいいのにどっか抜けてた!ちょっと考えたけど、結局楽しむ方を選んだ!難しい事やってるうちに、一番大雑把でいいやと思った♪なんてのが烏座のイメージです。
細かい事までキチンとチェック♪一歩下がった繊細少女♪
乙女座 地の星座(感覚、物質)変通星座 女性星座(内向)8月24日〜9月23日

舞台の上で華やかにしていた獅子座は、一方ではそのために、おろそかになってしまったおうちの中の煩雑さや、こっちが「どうぞ」と見せていない、舞台以外の部分も、人から見られた時にきちんとしていなくては恥ずかしいと、自分の公私をメイクして行きます。
守護星は水星で、乙女座はその受動的な面を表し、女性星座で地の星座、変通・柔軟の星座です。
乙女座は十二星座で前半(第一群)個人のサイクル最後の星座です。
几帳面で繊細、細かい事が苦にならず、分析、調べる、批評と綿密性、実用性の追求、鋭敏な感覚、研究、純潔性、平和、消極性、知的で論理性を表し、コンプレックスに敏感で生産と義務や労働を象徴します。

第一デーク おおむね 8/24〜9/2 (純粋な乙女座 惑星 水星)
牛飼い座(ボーテス)

古くからある春の代表的な星座で、アルクトゥールスを持つ、牛飼い座を守護星座に持つ、最初の乙女座です。純粋に乙女座の要素が強調されます。
獅子座のプライドの高さを残しながらも、自分にも他人にもきちんとして繊細、まじめで賢く、努力家です。乙女座特有の純粋さで、中途半端な事や、納得行かない事、だらしの無い事を極端に嫌いますが、視点が自分にあるため、それがまた極端な形で出たりもします。
乙女が牛飼いと言うのはなんだか気の毒な気になるかもしれませんが、牛飼いのようにのんびりマイペースで、でもチャッチャと自分の仕事をこなしてゆくのが牛飼い座です。牛飼い座は猟犬をつれています。(こっちは猟犬座。)何かあると、いきなり飛び込んで確かめるのではなく、まずは出来る限り距離をとって確認したり、間接的な手段で確かめたがると言う乙女座性質が、牛飼い座は顕著に出ます。コレがちょうど反対のロジックで考える、牡羊座系などが相手で上手く行かない時は「考えてるうちに、どっかいっちゃった。」「ノーと言って欲しくてフェイントかけたら、そのまま直球で受け取られて失敗しちゃった。」なんて事も起こりえます。
自分は後ろから猟犬を放って、反応を分析してそれによって、こっちへ追い込んだり、対応を考えようと思っていたら、猟犬の姿を見ただけで相手がぴゅーと逃げてしまったり、いきなり猟犬に反撃を始めようとしだしたので、びっくりして「えーっなんでーっ?そんなはずじゃ…」と、目を点にしているような感じですね。
また、仕事に限らず自分のペース、フィールド内で構えて対処している限り完璧、無敵なんですが、それ以外は完全に手抜きだったり、事実上犠牲になっていたり、ひとたびキャパシティを超えるような不慮の事態とか、予想できない反応をする人物とかに出会って、いつもの論理が通用しなくなると、一気に対処不能になってしまったりもします。本当は取り乱してしまったり、対処不能でパニックになってしまっていても、なまじ生真面目で、さらに人見知り傾向もあったりしますから、そこでその状態を正直に出したり、SOSの呼びかけを発信が出来ないで、自分だけで何とかしてしようとしてしまいます。
生真面目で分析的、勉強家で知りたがり。乙女座のそんな傾向が、一番良く垣間見られるのが牛飼い座です。
第二デーク おおむね 9/3〜9/11 (乙女座+山羊座 惑星補足 土星)
ヘラクレス座

ヘラクレス座を守護星座に持つ、二番目の乙女座です。乙女座の要素に山羊座と惑星の土星の意味が加わります。結果、個人の忍耐強さや実務能力のような物はさらに上がりますが、これが一つ悪く出ると社交性のなさやマイナス思考になります。黙々と与えられた仕事をこなしたりする事は苦にせず、野心も社会性もあるのですが、なぜかその割には目立っていなかったりします。これに山羊座、土星特有の大器晩成さも加わり、ますます脚光を浴びにくかったりするのがヘラクレス座ですが、言い換えれば実力はそれだけある人です。気がつくといる、頼りになる人。そんなイメージがヘラクレス座です。
棍棒やら蛇やら、葉っぱやらを持って「はい、どいたどいたーっ」って感じでいるのがヘラクレス座で、12の冒険を始め英雄談冒険談てんこ盛り。でも内容的には結構不遇な物だったり、巻き込まれ型だったり、誤解もあったり…。それを冒険で切り抜けてゆくみたいな、能力があるが故の、気苦労も多そうな物なんですよね。大きさも大きいヘラクレス座なんですが、その割には三等星とか四等星ばかりでちょっと見つけにくい星座です。この辺のイメージも36星座のヘラクレス座を彷彿としています。
実際、仕事が出来る(必ずしも出世や地位がすごいと言う意味ではありませんが)、真面目で慎重な人の星座…と言う印象はあります。何と言うか、地力はあるんだけど、意外とそれを正面から出さなかったり、牛飼い座同様、計算したり分析したりで、色んな角度から見てから、行動をしようとするんですよね。乙女的マイナス思考、悲観主義の部分もありますが、この辺は不死身のヘラクレス座らしく倒れっぱなしでもなくて、のどもと過ぎれば割合「ふっかぁーつっ!」見たいな雰囲気はあります。ただ山羊座の影響か、人間関係の公私や上下のけじめなどは、はっきりさせたがる場合が多いみたいです。
第三デーク おおむね 9/12〜9/23 (乙女座+牡牛座 惑星補足 金星)
北の冠座(コロナ・ボレアリス)

北の冠座を守護星座に持つ、三番目の乙女座です。本来の乙女座に牡牛座と金星の要素が加わります。結果、乙女座本来の生真面目さが少し押さえられ、基本的には愛らしく、人当たりの良いイメージになります。
感覚や物質欲、五感に通じる見る、聞く、食べるなど、好きな物、欲望には着々と正直で、次の天秤座の影響も加えて、結果的に一番社交性のある、美しい物好きと言う意味の乙女座になります。
牛飼い、ヘラクレスと来て、どうなる事かと思っていた方も、やっと第三デークで北のかんむり座と言う、ちょっと乙女っぽい星座ですが、黄道十二星座の乙女座は少女らしい!と言うよりも、純粋さ、生真面目さ、奉仕精神などの象徴の意味の方が強いと思うんですよね。
ちなみに普通は冠座だけでもよく、単に冠座と言えば北の冠座を指します。たぶん単に36星座と言ったら、他の書籍やサイトではここは冠座になっている方が多いかも知れないです。蠍座圏内に南の冠座があるために、一応、北の冠座としています。ゲンマと言う比較的明るい星を中心に、くるーんと半円状に連なる、その名の通り小さくも可愛らしい星座です。
ハタから見ると充分「綺麗じゃない?上手くいってるじゃない?」と思えるようでも、どこか自分では不満や不足感を持ちやすいのが北の冠座です。それをエネルギー源にすれば順当に飛躍も出来る星座です。
みんなを取り持ち自分も動く♪綺麗にバランスゆらゆら保つ♪
天秤座 風の星座(知識、思考)活動星座 男性星座(外向)9月24日〜10月23日

自分の中も外もキチンと出来た乙女座は、自分の部分には満足できて、改めて本格的にみんなの中に入って行こうとします。天秤座は乙女座で完成した私自身は、傷つかないように一方ではキープして残したまま、その価値観を通して、他人の中に入って行こうとする星座です。
守護星は金星で天秤座はその能動的な面を表し、男性星座で風の星座、運動・活動の星座です。
公平、秩序、理性と感情のバランス、センス、社交性、比較、計る、冷静で公平、調和をはかる、配偶者、共同者、取引、スマート、八方美人、調和性などの意味があり、広く浅く、多くの人と楽しく交際していき、観察したり、取り持ったりをします。

第一デーク おおむね 9/24〜10/2 (純粋な天秤座 惑星 金星)
蛇座(セルペンス)

蛇座を守護星座に持つ、最初の天秤座です。純粋に天秤座の意味が強化されます。この後の蠍座第一デークに蛇使い座と言う星座がありますが、この蛇使い座のお医者様アスクレピオスに「よっこらせ。」と持ち上げられている方が蛇座です。
海蛇座同様、蛇のイメージでなんとなく気持ち悪く思ってしまうかもしれませんが、星座の蛇座はバランス感覚に加えて、蛇の知略を身につけた非常に実践的な賢さを持っています。蛇座の場合は理論理屈の本の虫と言うよりも、頭の回転による応用力に秀でるとか、最も現実的で効果的なやり方を、パッと工夫してしまうと言うような実戦力です。また割合しゃべりながら次の事や別の事を、考えていたり出来る星座です。
頭が良くスピード感もあり、多芸多才である一方、実はほとんどの蛇と言うのは、本来それほど好戦的な生き物でもありません。これもまた天秤座全てにもいえる性質ですが、蛇座は争い事を嫌い、むしろ受身や撤退性、対応性に優れています。自分が泥をかぶりまくったり、争いごとの矢面や、真っ只中に立たされたりを避けたがります。
この辺はまさにスマートな蛇のイメージで、攻撃に強い牡羊座や獅子座の火象サイン、防御を固めたがる牡牛座や乙女座の地象サインとは一味違った、「掴もうとすると、いつの間にかにょろにょろと、どっかへ逃げをかましてゆく…」上手さのような物を、蛇座は持っています。
社交的でバランス感覚、人間関係は天秤座でも一番ですが、悪く出ると対処対応が上手すぎて、八方美人に合わせ過ぎたり、受身過ぎて今ひとつ、決断力があるのかないのか、わからないような面にもなります。親切でマイペース。さわやかな享楽性や、さっぱりしてるはずなのに、みんなの前では中々本当の自分を見せなかったりするので、どこかミステリアスな魅力を持っているのが蛇座です。
第二デーク おおむね 10/3〜10/12 (天秤座+水瓶座 惑星補足 天王星)
竜座(ドラコ)

竜座を守護星座に持つ、第二デークの天秤座です。本来の天秤座に水瓶座と天王星の要素が加わります。ドラゴンに象徴されるように、天秤座の社交性、愛くるしさに加えて攻防の強さと変幻自在さを持った自我が、蛇座よりも出てきます。
蛇座の純粋天秤座は、一つ間違うとあわせているうちに、自分でもどれが本当の自分の姿だか、わからなくなってきかねませんが、竜座はしっかりと自己を持っています。その上でオリジナリティな発想ややり方を打ち出していく事が出来ますが、あまり竜座性格が前面に出ると、天秤座とは思えないような一見頑固…と言うより直球的な印象に映ります。普通は竜のようにゆっくりと構え、波乱万丈な人生でもマイペースに切り開いてゆくのが竜座です。ひとたび怠惰に怠けると、だらしなくなるのも竜座ですが(竜って結構怠け者だし♪)本質天秤座なだけあってか、例えば人間関係のもつれが延々と続いたり、感情的なこじれを引き起こしてはいつまでも尾を引いて…見たいな事は少ないようです。
またドラゴンは基本的にはタフで防御力もあり強いのですが、ただ一点の弱点をつかれると非常にもろいと言われ、星座の元になったギリシャ神話の竜ラドンも、長年ヘスペリデスの園で不眠不休で金のリンゴを守ってきましたが、最後にヘラクレスに倒されてしまいました。
万全そうに見える時ほど、まさかと思うようなところでケアレスミスを起こすのも竜座ですが、現実ではそれすら魅力につながったりもします。この辺はむしろ、西洋的な強力なドラゴンよりも、実力はあるはずなんだけど、どっか超然的にしていて、性格的にはのんきとさえ思える、変幻自在で千変万化な東洋の竜のイメージに近いです。
竜座は北極星の一方の周りを、周りをうねうねとくねりながら取り巻いていて、結果的にほぼ一年中見る事が出来ます。
第三デーク おおむね 10/13〜10/23 (天秤座+双子座 惑星補足 水星)
定規座(ノルマ)

定規座を守護星座に持つ、第三デークの天秤座です。双子座と水星の影響が加わり、さらに蠍座にも近くなってきます。実際に定規に象徴される、いろいろな意味でのきっちりさを持っています。
天秤座の中でもシャープで、ぱちっ♪ぴちっ♪と言う、直線的ストレートなノリが定規座です。双子座特有の社交性に水星の知性、情報力が加わって、蛇座とはまた違った意味で非常に社交的な星座です。活用力のある情報と、広く浅い社交性、頭の回転とバランス感覚が定規座の特徴です。定規座は天秤、双子の組み合わせで非常に現実的に物を考え、科学や知識を大切にして、そういう価値観から外れる情や直感、心霊のような物にはあまり重きをおきません。
未知の物に振り回されて大失敗と言う事は少ない定規座ですが、定規ではかれないような許容範囲外の自体では、ぶつかるよりは回避本能が働いたり、一人で考えたり思い出したりの時の方が動揺してしまったりします。現実的過ぎる冷たい人とも映りますが、普通は上下関係などを気にしない、同じ目線でわかっている事を話してくれる、冷静なアドバイザー役になります。
それほど頂点に立つイメージの星座ではありませんが、洗練された美しいセンスとアイディアはそのまま人間関係にもつながり、基本的には上手に人生を渡って行ける星座です。集団内での自分の役割などは、実によく把握していたりします。
ふむふむ考え真面目に決めて♪くっつき出したらぺったり一緒♪
蠍座 水の星座(感情、情感)不動星座 女性星座(内向)10月24日〜11月22日

いろんな人を良く見てやり取りをするうち、今度は本当にこの人!と決めたその中の一人と徹底的に深く関わりたくなります。天秤座では本当の自分をキープして、よそいきの自分であわせていたからこそ傷つく事も無かった反面、本当の意味での一体化も分かり合う事もありませんでした。その物足りなさが一線を越えて、この人なら!と信頼できる相手を見つけられた時、蠍座は内面的、感情的な一体化を目指します。
守護星は冥王星で、冥王星発見以前は火星でした。女性星座で水の星座、定着・不動の星座です。欲望、希求心、求める、秘密性、陰性、陰性のプライドや品位、用心深さ、徹底的な調査探求、洞察力、激しい情念、耐久力秘密性、冷静沈着な野心、執行者、徹底主義、隠された力や情念、情欲、SEX、一点集中などの星座です。

第一デーク おおむね 10/24〜11/1 (純粋な蠍座 惑星 冥王星)
蛇使い座(オフィウクス)

蛇使い座を守護星座に持つ、最初の蠍座です。純粋に蠍座の性質が強化されます。蛇と言うより充分大蛇を、「せいやっ」て感じで持っているのが蛇使い座です。
情が深く、感応力が高く、自分がこうと思ったものには、深い思い入れを注ぐ事が出来ます。蠍座と言うと、地味で陰気で嫉妬深い怖い人みたいな事をかかれますが、それは蠍座の一面を極端化したもので、普通の蠍座は、最初は普通の人と思ったけど、どこかちょっと感覚がちがうような部分もあるかな?と言う程度で、そんなにオソロシゲな星座ではありません。ある種、普段は本来の自分を上手に伏せる事が出来、相手の言葉は正面から真面目に受け止める蠍座は、むしろ社交性と言うか、会話のやり取り能力のような物は高いと星座と思います。蛇使い座もまた、そう言う面を持っています。通じなければ通じないとわかれば、通じるまでキチンと向かい合ってくれたりします。とても真面目な星座です。
また蠍座は確かに感情豊かでムードなども大事にし、性的魅力のある星座ですが、いかにも典型的な女性♪と言うのはむしろ蟹座や魚座さんの方が多めだと思います。蠍座だけが水象サインでも冥王星、さらにそれ以前は火星と言う、破壊や男性性の守護星を持っているんですね。ゲシュタルトでも、完全な円より、切れた部分のある円の方が気になります。性を超越して生まれ変わる意味のある蛇使い座も、1から10まで女の子してる♪と言うより、女性っぽいしぐさなのにファッションはユニセックスっぽかったり妙に飾り気がなかったりとか、女らしいのに、みんなの前では淡々としていて声も低かったりとか、どちらかと言うと、10のうち1とか2男性っぽい部分があるために、そのギャップの様な違和感で残りの女性らしさを意識すると言う感じです。男性の場合も割と同じですね。
また、一度蠍座の面が顔を出すと、独占欲や感情がグッと大きく出て…と言う事はあると思います。いろんな意味で生と死を司る星座です。ちなみに星座の蛇使いと言うのは見世物とかではなく、やはり生と死に関係するお医者様の事なんです。実は意味合い的には結構蠍座らしいんですね。そして蛇使い座の持っている蛇は、天秤座第一デークの蛇座の蛇です。蛇の力をふまえた上で、それを使いこなす側の方に焦点が来たのが、蠍座第一デークの蛇使い座です。
第二デーク おおむね 11/2〜11/11 (蠍座+魚座 惑星補足 海王星)
祭壇座(アラ)

祭壇座を守護星座に持つ、第二デークの蠍座です。本来の蠍座に魚座と海王星の要素が加わります。結果…非常につかみにくい星座にはなります。
なんたって裏表のある蠍座に、複体星座で、はっきりわからない事が特徴であるかのような魚座の影響が来ます。ただ魚座のやわらかさが加わりますから、裏表の切り替えをしなくても、より付き合いやすい印象の人にはなります。
普通は大人っぽい中にも、典型蠍座さんよりは愛らしく受身で、霊感、情感、夢幻の世界などに近く、普通の人ならあまり興味を示さないような、形の無い物、実質的で無い物にも価値を見出せるのが祭壇座です。ただそれを犯された時には、一転して感情が爆発したりもします。
祭壇に象徴される、神聖や霊性、占いなどにも関係の深い星座とされています。とても真面目で比較的才能がより見えない、わかりにくい、見えにくい部分に偏りがちなのが祭壇座なので、実社会では中々実力を発揮しにくかったり、通り一遍の使い方をしているだけでは、かえって祭壇座の人の本来の力を使いこなすのは難しいかも知れません。が、一度ツボにはまれば他の誰にも出来ないような事を、何でもない事のようにやってのけるのが祭壇座です。
生真面目で誠実、冗談なども割と通じないか、受け流されちゃう…みたいなイメージがあります。祭壇と言うのはやっぱり女性100%とか、男性100%と言うよりは、どこか別の性、あるいは中性的な面があって、それで本来の性が引き立つような感じです。結果的に周りからはセックスアピールを感じるのに、割と本人が気がついて(意識して)いなかったりもします。
祭壇座は、生贄をささげるための炎を上げた四角い祭壇の形であるとも、バベルの塔の頂上の神殿にある、祭壇だとも言われています。
第三デーク おおむね 11/12〜11/22 (蠍座+蟹座 惑星補足 月)
南の冠座(コロナ・アウストリウス)

南の冠座を守護星座に持つ、第三デークの蠍座です。本来の蠍座に蟹座と月の影響が加わります。また射手座の要素も出てきます。南の冠座の蠍座は、蠍座の中でも、一番わかりやすい価値基準を見て取れ、喜怒哀楽も読みやすいし、普通は表に見せてくれるので、結果的に人当たりもよく、付き合いやすい星座になります。それでももちろん、他の蠍座…蛇使い座や祭壇座に比べたら…何ですが。
感情豊かな南の冠座は、逆に生活感のある日々を過ごしていると、リバウンドのように夢物語やロマンティックな世界に惹かれていきます。(南北の冠座は、確かにどちらもとてもロマンティストなんです。)ロマンや想像は大好きなのですが、なまじ生真面目なだけど、現実をやっているとそれだけに没頭してしまって、結果的に中々上手に、組み合わせられなかったりします。
また感情、感応力の豊かさは、仲間と見ればほってはおけない、同情心や行動力にもつながりますが、これが空回りすると単純に軽率な人とか敵味方を作る人…ととられてしまいます。特に特定一人の異性にのめりこんでしまった時などは、蠍座第三デークのの南の冠座は、第一デークの蛇使い座以上に、精神的、霊的にこだわって、執着心がコントロール出来なくなりかねません。実際の南の冠座も、蠍座の復讐の象徴の毒の尻尾のあたりに位置しています。
遠くの目標上手に見つけ♪飛んで行ったら帰って来ない♪
射手座 火の星座(直感、精神)変通星座 男性星座(外向)11月23日〜12月22日

天秤座で周りの人を見て選び、一体化もはたした蠍座は今度は周りよりも、もっともっとずっと遠くの方が見たく、行きたくなってきます。弓矢は弓を残して、矢だけがはるか遠くへぴゅーんと飛んでいきます。射手座は本体はここに残して、理想がはるか遠くの別世界へ行く星座です。
守護星は木星で男性星座。火の星座で変通・柔軟の星座です。
理解、自由性、二重性能、二元性、迅速性、知性と本能への両極への自由、旅行、遠方、精神的な興味、学術思想へ傾倒、強い探求心、臨機応変、寛容性、活動性、平和性、理想主義、未知の世界(つまり遠い世界)や高い精神性を象徴します。

第一デーク おおむね 11/23〜12/1 (純粋な射手座 惑星 木星)
琴座(リラ)

七夕の織女星(織姫星)であるベガのある、琴座を守護星座に持つ、最初の射手座です。
神話の琴座は太陽神であり、芸術の神でもあるアポロンが、竪琴の名手オルフェウスに送った琴といわれています。
純粋に射手座の性質が強化されます。実際の射手座も二面性を持ち、星座自体も複雑怪奇ですが、通常、日常などではノリがよく、打てば響くようなテンポの良さ、あっさりさが典型射手座の琴座です。生き物ではなく「物」って言うのが何か象徴的です。と言うのは射手座と言う牡羊座と並んで、スピーディーの代表のように思われますが、黙っていても行動を起こしたがるのは、どちらかと言うと牡羊座系で、変通の複体星座である射手座第一デークの琴座は、自分から走り出す速さと言うよりは、相手から受けた時の反応の速さが早いんです。竪琴が弾き手を必要とし、それ以外の時は静かに飾られているように、キャッチボールの相手がいない時の琴座は、以外とのんびり全開だったりもします。
琴の音が美しい物も悲しい響きも奏でられるように、琴座もまた特に射手座本来の変幻自在の二面性を持ち、本音と建前の両方から物を見て考える事が出来ます。ただ普通は「考えた結果、悩んでいてもしょうがない♪」で考えの深さや長さについては、見切りをつけられるのが琴座です。
射手座は先見性を持った星座ですが、琴座は特にその傾向があるので、例えば何かあってもそれですぐに飛び出してゆく…と言うほど早くはありません。ちょっと考えて、見込みが見えてからぴっと矢を放ちます。ただ両方から見れる星座で、自分なりのペースのパターンのような物を持っているがゆえに、一点集中でパワーで押し捲ってくるようなタイプの、事件やお相手に遭遇すると、途端に受身に回ってしまったり、何も出来なくなってしまったり、逃げたりと言う面もあるようです。お相手が一方的に指定してきた、早いリズムにたたされると、最後まで演奏出来ないまま終わってしまいます。琴座は受けに見回ったまま付き合わされたり、巻き込まれるのが苦手なんです。
また非常に賢く、理知的で、深遠な知性も司る一方、こんなところが抜けていた!とか、こんな俗っぽいところもあるの?と言うようなギャップが琴座の魅力です。
第二デーク おおむね 12/2〜12/11 (射手座+牡羊座 惑星補足 火星)
鷲座(アクイラ)

同じく七夕の牽牛星(彦星)であるアルタイルのある、鷲座を守護星座に持つ、第二デークの射手座です。本来の射手座に加え、牡羊座と火星の影響も受けます。
神話の鷲座は、人間に勝手に火を送ったタイタン族のプロメテウスを、いじめるために放った鷲とか、大神ゼウスがトロヤの美少年ガニメディスと、ただならぬ仲良しをするために化けた姿などのエピソードが残っています。
鷲座は先を見通す目と、他の射手座に比べれば喜怒哀楽の、感情の激しさを持っていますが、行動力は一番出てきます。射手座の中でも初速が速く、鷲の急降下のように判断すれば即行動に出る事の出来る鷲座は、仕事などで能力を発揮できれば大きな力を発揮します。琴座も打てばテンポよく響く、返す、と言う感じですが、鷲座は自分で「行こっ♪」と思ったら、ぴーっと飛んでゆきます。
行動力のある鷲座ですが、一度急降下を始めると止められず、視野も狭まって目標も変えられないし休みません。一度スタートした後になってやっぱり目標を変えましょうとか、何となくながら発射で、その後もいくつも平行しながらタラタラ進める…みたいなペースはあまり得意ではありません。
細かい事でも大きな事でも、その鷲座、その時の目標なりに、一度GOサインが出たら、後は目標達成までは走り抜ける緩急の妙こそ、本来の鷲座の鷲座たるところです。
二つの方向から同時に考えられたり、止まっている時と飛んでいる時の、メリハリの二面性のようなものはあっても、裏と表で違う顔を使い分ける…見たいな裏表さは普通ありません。動き始めると周りが見えなくなる面も持っていますが、楽天的な中にも、正直で明るい、屈託のなさが鷲座です。
第三デーク おおむね 12/12〜12/22 (射手座+獅子座 惑星補足 太陽)
白鳥座(キグナス)

一等星デネブと二重星アルビレオを持ち、北十字といわれる、綺麗な十字型の白鳥座を守護星座に持つ、第三デークの射手座です。本来の射手座に加えて、獅子座と太陽の影響を受けます。また山羊座にも次第に近くなってきます。
白鳥は一見綺麗でも、それは見るものが思う事であり、実際は寒さに耐えたり、長い旅をしたりします。また、神話でも、この白鳥は大神ゼウスが、スパルタ王妃レダに会うために化けた姿と言われ、(美少年の次はおなごかい!って感じで、こんなんばっかりですが…。)獅子座=太陽が補足に入っているように、結構男性的な星座です。
白鳥座は確かに華やかだけれど正直、それでいて軽薄さや華美とは違い、人生観などはいたってまじめーな星座です。鷲座同様、とてもプライドを持っています。自由が好きで遊ぶ事は好きですが、悪い意味でのこだわりや執着心のような物は希薄なので、バランスを崩すまでのめりこむような事はまず少ないでしょう。身一つで長い旅をする白鳥座は、物質欲のような物も、それほど高くはありません。やはり心の自由さを大切にします。陽気で明るく、それでいてどこか堅実さを失わないのが本来の白鳥座です。
普通はお仕事や金運には強いとされています。が、確かに境遇や状況的には恵まれている…とは言いにくいケースでも、不思議と当人が悩んでいるのは客観的なその状況より、ちょっと別の事や他の内面の事で悩んでいたりする事が多いのも、真面目な白鳥座の不思議なところです。
道順安全しっかり確認♪群れの先頭ゆっくり進む♪
山羊座 地の星座(感覚、物質)活動星座 女性星座(内向)12月23日〜1月20日

射手座で遠くの世界も見て、哲学や理想も吸収出来たので、今度はそれを実際に生かして、自分の所属している社会を、実用的で良い物にしようとしていきます。山羊座は射手座で見てきた遊びから夢、理想論までを、今度は実際に仕事や現実の社会に、還元して行く星座です。
守護星は土星で女性星座。地の星座で運動・活動の星座です。
現実性、社会性、堅実、確実性、誠意・誠実と忍耐、追求心、父性、世間や社会、職業、仕事や家庭外、責任感、独立心、思慮性、沈着性、執着心、使役、使う、安定や安全を象徴します。

第一デーク おおむね 12/23〜12/31 (純粋な山羊座 惑星 土星)
鶴座(グルス)

鶴座を守護星座に持つ、最初の山羊座です。純粋に山羊座の要素が強化されます。
星座自体は昔からありますが、かつてはフラミンゴ座といわれていたようで、鶴座として出来たのは比較的新しく、17世紀ドイツのバイエルによってです。でもいずれにしても鳥ですねー。どうも十字形に星が並ぶと、翼を広げた鳥に見立てて、鳥系の星座になるのが多いようです。
が、真面目でのんびり、責任感があって我慢強いと言う山羊座の第一デークのイメージには、鶴座は実に合うんです。鶴に象徴される、生真面目さと現実感覚が鶴座の特徴です。まったく新しい事を始めたり、革新的な物にあわせたりはどちらかと言えば苦手な星座で、伝統や従来のやり方を踏襲したり、今ある物をより良く変えていったりの方が得意です。
現実の好転や、お仕事、生活などに、とても真面目に努力を行います。鶴も群れで暮らすように、実際の社会や実務に、慎重に着実に貢献してゆきます。ただあまりわかりやすい形で外に出てこなくても、裏返せば一方で鶴座は、実は色々な欲望をとても持っているのです。理性がくたびれると、「実は〜」的に、別の一面が出てきてしまいやすいのも鶴座です。大器晩成型で野心家、でも表面上は結構ポーズだったり、違う面だったりもしますし、実はその野心が特に大それた物やギラギラした物でもなかったりもします。鶴座の男女は恋愛にも一般的には真面目で素朴、どちらかと言うと受身です。押しには弱いけど、押し捲られると鶴は飛んでっちゃいますし、だからと言って鶴座の方から積極的になってくれる可能性は、期待薄なのが難しいところです。鶴座同士だと、見ている周りがじれったくなるほど先に進まなかったりもします。
第二デーク おおむね 1/1〜1/9 (山羊座+牡牛座 惑星補足 金星)
イルカ座(デルフィヌス)

ちんまりと可愛らしいイルカ座を守護星座に持つ、第二デークの山羊座です。純粋な山羊座に牡牛座と金星の要素が加わってきます。
神話のイルカ座は、コリントスの竪琴弾きアリオンがリュートを奏でていると、みよみよみよっとやって来て聞き入り、アリオンが海に落ちた時に背中に乗せて助けてあげたり、海神ポセイドンと女神アンフィトリテの仲を取り持ってあげたり♪なんかのエピソードが伝わっています。ペガサス座と似ていて、いかにも華々しい、主人公的な立場では無いですが、そこそこオイシイ、バイプレイヤーを演じています。
イルカは人懐っこい生き物の代表ですが、実際に牡牛座、金星の影響が出るため、普通の地味だったり、いい人なんだけど意外と目立たない…と言う典型山羊座さんに比べれば、物腰がソフトでおっとりと愛くるしくなり、割とこちらからはお付き合いしやすい人♪と言った印象になります。
ただイルカ座は、基本的には山羊座ですから人見知りもしますし、どちらかと言えば受動的な人懐っこさ、受動的な社交性といった感じです。
山羊座の生真面目さに、やや現実的な楽しみを求める部分が増え、ちょっと見えやすい人、わかりやすい人になります。恥ずかしがりだけど好奇心もあり、人懐っこくしたいんだけれども、最初は距離を置いて見ちゃってる…と言うような感じが、まさにイルカ座です。
まれに自分中心のわがままさ、頑固さが出ると「こっちから言っても聞かない人」と見られますが、普通はこちらが怒らせなければ、争いごとは嫌いな穏やかな星座です。またイルカ座は神話の影響もあるのでしょうが、音や音楽、海、水などに関係するとも言われています。
第三デーク おおむね 1/10〜1/20 (山羊座+乙女座 惑星補足 水星)
南の魚座(ピスキス・アウストリヌス)

南の魚座を守護星座に持つ、第三デークの山羊座です。純粋な山羊座に乙女座と水星の影響が加わります。さらに水瓶座っぽくもなってきます。
実は本当は魚座なのですが、魚座は黄道十二星座にもある星座なので、ますますややこしくなる…と思い、私は黄道十二星座の魚座との区別のためにも山羊座第三デークは南の魚座と呼んでいます。
狼座もそのままで、基本的にはコンステでは一般論でいこうと思ったのですが、冠座同様、ちょっとここは差し替えてみました。36星座の南の魚座は山羊座の実務能力に加えて乙女座の繊細さ、批判能力などが加わりますから、さらに真面目で努力家、誠実な人。と言った印象になります。水星や水瓶座の影響が大きく出た場合なども含めて、山羊座でももっとも社交的になります。例えば大人しくて派手さは感じなくても、その分誠実で安心できるのが36星座南の魚座です。この辺は同じ社交上手でも、黙っていてもどんどん人が集まってくる…と言うのとはちょっと違って、わかってやってる社交上手、目的にあわせて人の輪を作るのが上手、と言う感じです。天秤系の率先して飛び込んでいき、場合によっては友達の友達が何人友達なのか良くわからない〜?とでもなりかねない、行き着く先駄々漏れ状態のような社交とは違って、きちんと把握していたり、必要単位で絞っているお友達リストの総人数は必ずしも多くなかったりします。
それと南の魚座は、基本的には派手な星座ではないんですが、魚座系と言うのは相手に合わせて自分が変化し、影響を受けます。山羊さんと言えども魚の名を持つ南の魚座は、男女とも、自分にとって最も関心を持った人の影響を受けて、考え方やファッションなど、性質が変わっていく事は大いにありえます。ただ基本的な、ゆっくりした指向性や、本来の落ち着いた雰囲気、のような物はあまり変わらなかったり、素に戻った時に出たりします。
世界に一つの綺麗な水がめ♪さっぱり爽やかこっそり頑固♪
水瓶座 風の星座(知識、思考)不動星座 男性星座(外向)1月21日〜2月19日

社会を築いて実用的で保守的が出来た山羊座は、今度はまたそれが息苦しく、物足りなくなってきます。水瓶座は、社会や世代に対しては、パッとまったく違う革新を起こし、自分に対しては再びオリジナリティー、独創性、自分流の理想や、自由奔放さを追求して束縛を嫌い出す星座になります。
守護星は天王星で発見以前は土星。男性星座で風の星座、定着・不動の星座です。
理想、認識、知る、知的志向、精神の自由性、楽天性、改革と作新の理想、合理性、客観性、冷たい知性と暖かい情感、束縛の無い自由者、友人、理論武装、公平な博愛思想、独特のスタイル。

第一デーク おおむね 1/21〜1/29 (純粋な水瓶座 惑星 天王星)
小馬座(エクレウス)

小馬座を守護星座に持つ、最初の水瓶座です。純粋に水瓶座の要素が強くなります。子馬座は後に続くペガサス座のちょっと前のあたりにあって、ペガサスより先に天に上ってくる、小さな秋の星座です。
横並びな平凡さを嫌い、オリジナリティある自分流を大切にする子馬座は、非常に自由奇抜で独創的な星座になります。
社会と言う山羊座を越えた、自由な水瓶座の代表みたいな子馬座は、物質欲や金銭欲のような物はそれほどなく、男女の性別や、人間の上下にもあまりこだわりを持たず、純粋に相手を一人の「人」と見て、考えれば好きにもなります。もちろん物やお金に興味が無いわけでは無いですが、自分が自由に関わり、使う立場になるのならともかく、そう言う物や権力、上からの人間関係や、性別による役割に頭を抑えられたり、縛られたりするのをとても嫌がります。と言うか、そもそも理解できないのが子馬です。
一方で、興味が湧いた物への知的好奇心、探究心、研究意欲は非常に旺盛です。子馬は知りたがり屋で研究熱心なんですね。
また、知識や精神の自由さを大切にする子馬座は、人間関係そのものを大切に思ったり、自分のライフスタイルを通せる事に価値を見出します。自由でさっぱりした社交性は、相手に対しても楽さを与えて社交上手になりますが、自分の内面に踏み込んで干渉されると、一気に頑固な面を見せたりします。
自由な興味は徹底的に追求するけど、興味が失せると急にほったらかしになるのも子馬座です。異様〜にマニアックな趣味とかをたくさん持っていたりもします。また、自分と周りで最後には自分の、頑固なマイペースを通しすぎると、周りの人の方が振り回されてしまったり、子馬座自体も自分でも気がつかないうちに、キャパシティを超えてまでがんばり続けてしまったりします。男女ともにどこか中性的と言うか、あまり性差を意識させない魅力のような物を持っています。
第二デーク おおむね 1/30〜2/8  (水瓶座+双子座 惑星補足 水星)
ペガサス座

ペガサス座を守護星座に持つ、第二デークの水瓶座です。水瓶座の要素に、双子座の要素と水星の要素がプラスされます。結果、子馬座などに比較すればよりバランスの取れた、わかりやすい社交性と実務能力になってきます。
より一般的な情報を取り入れ、使いこなす能力になってきますから、エキセントリックすぎて本音を出すとついていけない人…と言う印象は薄まります。会話上手で楽しく、やり取りに価値を見出しますが、やはり物質や金銭、形ある物にはそれほど価値を重視しない割合が多いのは同じところです。ペガサス座にとってもお金や物は、自分が自分らしく生きていくための手段です。また仕事や実務はさくさくこなしても、プライベートでは意外とのんびりしていたり、マイペースだったりの、水瓶座の割には公私で微妙に〜落差があるのもペガサス座です。子馬にはどこか「僕ってこうなんだよ〜」と言う無言の自己主張と言うかアピールのような物がありますが、この辺は羽があって何かあれば飛んで行ってしまうペガサス座の方が、超然と言うか飄々としています。
神話でもペガサスは、知名度抜群♪、活躍抜群♪無くてはならない立場のはず何ですが、その割に不思議とペガサス自体は印象に残らず、もちろん主人公のような立場にはなりません。オイシイキャラのはずなんですが、ここ一番でオイシイ活躍をするわけではなく、かといって縁の下の力持ち的立場でもない、なんとも不思議な存在です。
ペガサスは本来架空の生き物ですから、子馬以上に性別や人間関係の上下のような物、社会秩序や慣習、俗っぽい事には無頓着です。例えば性別は、蠍座系の蛇使い座や祭壇座のような男性も女性もある!と言うのではなく、男性も女性も無いっ、人っ!とでも言うような感覚をペガサスは持っています。見ている側は当然、男性なり女性なりを意識しているのに、当人は割と、男性とも女性とも意識しない立ち振る舞い、対応をするので、結果的に見ている方が振り回されてしまったり、それがかえってコケティッシュな魅力に映ったりもします。男女の性差も、現実的な社会、出世、名誉、お金、などにあまり関心を持てない、空想的で現実感の無い発想、行動を、逆に現実の基盤としてやっているのが、空想の生き物ペガサス座です。
第三デーク おおむね 2/9〜2/19 (水瓶座+天秤座 惑星補足 金星)
鯨座(ケトゥス)

変光星のミラのある鯨座を守護星座に持つ、第三デークの水瓶座です。純粋な水瓶座に天秤座と金星の要素が加わり、さらに魚座にも近くなってきます。水瓶座は普通、どの星座も社交上手なのですが、鯨座はソフトでやわらかい物腰、天秤座特有の美的感覚やセンスなどが出てきますから、ペガサス座ほど自分からアクティブにならない割には、周りの人から見るとお付き合いしやすく、近づいて来てくれる星座です。
知的な物に関する興味関心が高くて、勉強熱心、研究好きなのも、他の水瓶座同様、知的好奇心旺盛な鯨座も同じです。
鯨座は天秤座と魚座の影響で、水瓶座本来の内面に踏み込んだら頑固!と言う要素はやや薄まり、水瓶座の中でもまた、人に共感したり、相手の身になって一肌脱いであげたりをしたくなる星座です。
頑固さに情がからむと、たまに鯨座は無償の思いやりを有形無形、また恋愛不倫などを問わずに、一人の対象にかけ続けてくれたりもします。この辺はハタから見ていると不倫とか社内恋愛であっても、鯨座自体は「だからいけない」とはあんまり考えないので、純粋に「その人に魅力を感じる。その人が好き。その人がかわいそうでほっておけない。」と思ったら、関係を起こす事にも、あまり抵抗感が無いんだと思います。
こちから見極めようとすると捉えどころが無くて、自分流のスタイルを持ちながらも、みんなのところにも来てくれる…その一方で、結構小さく思える事でも、本人は真剣に長々と悩んでしまったりするのも鯨座です。(星座図の鯨座はなんかキバの無いトドラって感じで、怪獣そのものなんですけどねー)
泳ぐつもりがふらふら流れ♪寄って甘えてすりすりなじむ♪
魚座 水の星座(感情、情感)変通星座 女性星座(内向)2月20日〜3月20日

魚座は十二星座最後の星座で、全ての要素を漠然と併せ持っていて、敏感にして不鮮明です。水瓶座ではオリジナリティーも出せて、自分は自由で理想も頑固も貫き、一方ではその主体と知恵とを、社会に対しては打ち出していきました。そうなると今度、魚座ではそれについていけない人、結局合理性や理屈では割り切れなかった部分、他者に対して、視点や興味から同情心までが起きてきます。
守護星は海王星で発見以前は木星。女性星座で水の星座、変通・柔軟の星座です。
夢想、神秘、信仰、信じる、信心、直感、霊感、共感力、自己犠牲、芸術や幻想、無形な神秘と秘密への認識力、内面世界から信仰のような物までを象徴します。

第一デーク おおむね 2/20〜2/29 (純粋な魚座 惑星 海王星)
ケフェウス座

ケフェウス座を守護星座に持つ、最初の魚座です。純粋に魚座の要素が強まります。情緒的で優しく、思いやりや感応能力に優れていています。
とにかく、基本的にその場の感覚で、物事を判断する魚座気質が一番出るので、魚座以外の人間から見るとなんとも場当たり的と言うか、その場のムードに流されていると言うか、何も考えないで行動しているように見えます。(結構本当に、考えていなかったりもするんですけど。)
一方自分一人では、ハシが転がっても楽しくなるし、雨が降っても悲しくなるような情感豊かなのがケフェウス座です。
器の形に変化する水象サインにおいても、変通の魚座は普通はまさに最後に収まると言う感じです。例えばグループで何かしようとした時、活動の蟹座は率先して自分の仕事を見出し、時にはみんなを引っ張り、蠍座はみんなが忘れそうなポジションや、余りそうなポジションで、自分の居場所があればいつの間にか下から支え、気がつくと魚座は、本当に最後に余った箇所に回って収まっているか、さもなくばみんなの間をふらふらと行き来する、緩衝材役になっているようなのがイメージです。
意志薄弱かと思えば急に自己主張をしたり、お調子者かと思うとデリケートな一面があったり、綺麗な理想を持っているかと思うと、汚い欲望にも理解を示せるような姿勢を見せたり、純真で精神年齢低いなあ〜と思っていると、結構エロチックだったりと、リボンでつながれて、別々の方向に行こうとする魚座らしい二面性を持ちます。
ケフェウス座は魚座の中では比較的現実社会と調和しやすいのですが、やはり落ち込むとずんずんと落ち込んで行ってしまったり、途端に悲観的になってマイナス思考になります。それでも全てを吸収できるケフェウス座は、普通は色々な経験をつみながらも、最後は上手なポジションに収まれる星座です。魚座三星座は親子です。
ケフェウス=とーちゃん、カシオペア=かーちゃん、アンドロメダ=娘です。
第二デーク おおむね 3/1〜3/9 (魚座+蟹座 惑星補足 月)
アンドロメダ座

アンドロメダ座を守護星座に持つ、第二デークの魚座です。純粋な魚座に蟹座と月の要素が加わります。魚座と言うと、ひたすら大人しいイメージがあるかもしれませんが、実は意味合い的にはいわゆる大人しい魚座と言うのは、むしろ男性のケフェウス座で、蟹座の影響をもらうこのアンドロメダ座と、次のカシオペア座はややアクティブです。
とは言え、当たりがソフトで優しい、感受性が強いなどはしっかりあります。神話のアンドロメダも波乱万丈でしたが、アンドロメダ座も、強く押されれば流されやすく、その場の空気やムードにも流されやすく、そうで無い場合は、その瞬間の感覚の判断で物を決める、と言う事で結果的にいろいろな波風は起きやすくなります。
美意識、霊感、自分なりのこだわりのような物はとても強く持っています。デリケートで感応力や感情豊かな面は変わりませんが、同情心からの行動力もあり、自己犠牲や一肌脱いで上げたいと言う情には厚い星座です。
普通はきちんと自分を持って、直観力に優れた星座ですが、ややもするとそれが月のように不安定で変化する気持ちになって、愛情か同情かが自分でもわからなくなってしまいます。最初はその気でスタートを切っても、また反対にその時の勢いや、きっぱりノーと言いにくくて、ある程度流されたり、やや押し切られるようにスタートを切っても、結構最初の目的の方が忘れ気味になっていたり、やってるうちにその気になっちゃったりしてきます。
途中でコロコロ話題が変わったりとかも、アンドロメダ座は得意です。この辺は蟹座系も割りとくるくるコロコロなんですが、蟹さんは比較的、身近で具体性のあるような物で、連想ゲーム的に脱線していきますが、アンドロメダ座を始めとする魚座系は、自分のイメージで連想できる物に結び付けるので、時にとんでもなく抽象的なバイパスを通ったり、他の星座から見たら、「そう言えば…」で、始まってるのに、何でそんなのにつながるんだろう?的な、感覚の面白さがあります。
上手に能力を発揮すると、一見アクが強くなくても、才色兼備で、アレもやってるかと思うと、こう言う面もあり、非常に多面的、精力的に活躍されるアンドロメダ座さんになります。
第三デーク おおむね 3/10〜3/20 (魚座+蠍座 惑星補足 冥王星)
カシオペア座

カシオペア座を守護星座に持つ、最後の魚座です。魚座に蠍座と冥王星、また牡羊座の要素も多少加わります。結果魚座の優しさ、奉仕精神、霊感性に行動力や積極性、時には攻撃性が加わります。とらえどころの無い魚座に、本音を出したがらずに表の自分と裏の自分を使い分けられる蠍座が加わり、さらに単純な行動力まで加わりますから、良く知っているかと思えば、知らなかった面が出てきたり、時には自分自身で、自分がはっきり納得しているのかさえ、わからなくなったりと、実に多面的で複雑多岐な星座になります。
カシオペア座はまさに神話同様、アンドロメダ座に勝るに劣らぬくらい感覚重視、感性重視で、感情重視で、その場のノリや勢いで判断します。結果的に波風の多い流れになったり、激しい性格に見えたりする時もあります。
「うちの娘のアンドロメダは、ポセイドンの海の妖精、ネーレイドよか美しいのよ♪ひゅーほほほ♪」と、名前を出された対象の人から、圧倒的な高確率で怒りをいただく事の出来るフレーズを、(たぶん)まったく何の悪気もなく、ぴろっと言ってしまえるのがカシオペアさんです。ただでさえ、怒髪天=即行動の遠慮のなさには定評のあるギリシャ十二神ですが、その中でも海の神ポセイドンはとても荒っぽい神様です。怒ればその地域をめちゃくちゃにする事くらい、三度の飯より得意中の得意です。早速鯨の怪獣はやってくる、エチオピアの街は半壊だー、と、エライ事になってしまうのですが、この「特に悪意があったわけじゃないんだけれども、どんどん騒ぎが大きくなっていって、さらにはお話まで何だか変わって来てしまって、でも気がついてみれば、ハレ?一応丸く収まってるの?」と言うのは妙〜に魚座っぽいです。
魚座自体が誘惑に弱い、移り気な星座と言われます。確かに魚座、そしてカシオペア座は恋愛の多い、またそれによる波風の多い星座になりやすいようですが、決して、プレイガール、プレイボーイ的に、あの人とも付き合いたい、この人も知りたい、一人じゃなんだか物足りない、と言うように、多くの場合、確信犯的にわかってやっているのとはタイプが違うようです。
その場で思い入れが深くなっていってしまう、その一瞬一瞬は気持ち100%をどっとそっちに入れ込めちゃえる。結果、さっきはこっち、次はまたこっち、次はまた?となっても、カシオペア座自体はそのひと時ひと時が、いたって真剣で全力投球だったりします。
とは言え、表面上の行動とは、どこか違う事を頭の横で考えていたり、繊細かと思うと大胆な面を覗かせたりの多面性がカシオペア座の魅力です。自己確立が出来ている人かと思うと、いつの間にか流されていたり、一方では非常に深い事や、遠大な事を考えていたり…のような場合もありますが、普通は陽性の明るさと行動力が主に出るのがカシオペア座です。
三角座の再スタートの前の最終星座にふさわしく、破壊と再生の冥王星の意味も持っています。未知の女性性に爆発力を秘めた、最外縁の冥王星と海王星を守護惑星にしている女性星座で、シンプルな自分流の一部を内包し始めている魚座が、カシオペア座です。
●このくらい、こう言う事なら書いてもいいかな〜と思うこと中心にまとめましたが、一方ちょっと足りないところもあると思います。ぽちぽちと加筆予定です。
なんだかつくづく聖闘士星矢見たいですが…こりゃまー当たり前と言えば当たり前ですねー(^^;;
宿曜も27室あります。これがサビアンになると360にもなります。そこまで行かなくとも、日輪占星術だけでも36星座になるとだいぶ見方は変わってきます。冒頭のように、同じ「牡羊座さん・蟹座さん」でも「三角座さん・小犬座さん」と「三角座さん・カメレオン座さん」ではやっぱりイメージだけでもだいぶ違いませんか?でも基本的には36星座の名前+十二星座同士の組み合わせ、で、ほとんど推測できる事ですから、いろいろ想像をめぐらせて見るのも面白いと思います♪

それでもまだまだ全部でも無いし、当たり外れでも無いんです。生年月日でこれを見るなら、太陽の位置がここと言うだけですから。他の惑星には他の星座だってありますし、他の影響が来る時もあります。いわゆる「当たっている」と思える事は、その性質が今、発現している、顕在化していると言う事ですから、それ以外の部分は外れではなくて眠っているだけなんです。眠っている物が才能のような良い物なら、目覚めさせられるか楽しんでみてもいいし、病気の遺伝子のような、自分にとって好ましく無い物なら、発動しないようにすればいいと思います♪

また、本来苦手なはずの方向を、得意と思い込んだり、何か流れでやらされちゃってて、上手く行かなくて困ってる〜とかなら、「コレを真っ正直に、これ以上がんばってても、ツライだけかも?抜ける手抜きはしてみようかな…♪」なんてのだって、方法の一つかもしれません♪
最後に…結局なんだかんだで、結構オリジナルみたいなのが、入ってしましたあ。
まあご参考程度にと言う事で…(^^;;
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