☆ 5-14 

もしも占いが本当で、
占いでいろいろわかったり
幸せやお金持ちになれるのなら
世の中の人がみんなやっているのでは?



A、ハートランドなら…
この理屈は
うっそぉ〜♪
と、考えます。(ナゾナゾ博士風…)


他にも似たようなパターンはいくつもありますね?
風水で金持ちになれるのなら、世の中みんなお金持ちだ。
名前で幸せになれるなら、みんな名前を変えるはずだ。
本当に当たる占い師がいるなら、いつも大行列になるはずだ。


つまり集約すると
「○○が本当なら(とっくに)(世界中の人が)みんなそれをやっているはずだ。」
で、
「しかし実際は、そうなっていない」
「だから○○は嘘だ。」

と言う三段論法の逆証明みたいなものですね。

これは出る時はほとんど、否定的な方からの、
ちょっと意地悪っぽい意見として、出ていると思うんですが、
中には本当に「そう言う物なのかなあ?」
思っちゃう方だっているかもしれないと思って
ちょっとだけ取り上げてみるとですね…

これははっきり言ってほとんど詭弁だと思います。

理由は簡単、いつも言ってるようにためしに、
○○の部分を、占い以外の物に取り替えてみて下さい。

主義主張、思想、信条、宗教、
成功法則からダイエット、勉強法から、おいしい食べ物に至るまで
上の理屈をそのまま当てはめて受け取るなら
「世界中の人が、すべて認めてやっている物以外はみんな嘘。」
と言う事になっちゃいます。


そもそも
「結果は間違いなく、みんなこうなります。」
と言う事に対して、
「そうでない人もいる。」
と言う例を持ってきたり、

「こんな影響を与える事が出来ます。」
と言う事に対して、
「いや、誰であってもそんな影響はまったく無い。」
と言う主張をするのならわかるのですが、


「結果に影響を与えます」と言う意味での
「○○すると○○」と言うに対して、
「それが本当なら、みんな○○になっているはずですが?」
と言うのは
「結果が例外なくそうなっているわけではない」
と言う方を主張しているわけですから、
すでにここで食い違っています。


この理屈で言ったら勉強するのも、就職するのも、結婚するのも、
世の中の事のほとんどの事は、やっても無駄と言う事になっちゃいます。
「みんなが例外なく、それで結果を得られている。」
わけでは無いですから。

この原因と結果を取り違えないで下さい。
これで天と地ほど違います。
どっちについて言っているのかで、大違いです。

逆に言えば「結果を断言している物を否定する」のなら、
これは一つでも違う例を上げられれば良いのですから、簡単です。

間違いなく不幸になる。必ず別れる。

私は結果断言系の占いと言うのは、
かなり割り引いて考えて良いと思います。
特に、


○○星人は新しい事はタブー
とか、

一切の事が上手く行かなくなる
とか、

この時期には、身内や知人の不幸があいつぐ
とか、

類型単位で出しているのに、結果を断言しているような物
まず嘘です。


ただ、
「原因として作用します=結果に影響を与えられますよ。」
と言う場合は、そんなに簡単に白黒はわかりません。

しかもこれだけなら、理屈の理屈みたいな物に近いですから、
マクロな物からミクロな物まで、有形無形、全部一まとめです。

が、世界ってそんなに簡単に、一極化する物じゃないんですね。

だから一極化しない対象である限り「逆も成り立つ」事にもなります。
「占いが嘘ならとっくに世界中から無くなっているはずだ。
しかし実際には歴史上、占いが無くなった事など無く、今も続いている。」


これもまた、これをもってして直接的な証明になるわけではないですが、
私的にはまだこちらの方が、納得には近いです。

現に
「もしも占いが本当なら、世の中の人がみんなやるはずだ。」
「もしも占いが嘘なら、世の中の人は誰もやらないはずだ。」

現実にある程度の人は信じてやり続け、
ある程度の人は信じないでやっていない。
この状態がずっと保たれています。


時や場合や事情や立場で…
それぞれの答えやベストって、みんな違う物だと思います。

例えば仮に風水で金運が上がる事が本当だったとしても
それを世界中の人がやるようになる事は、まずありません。

本当だったとしても、世界中の大半の人が、
例外なく、やるようになる事は無い
んです。
そんな事が起きたら、ほとんどジーンズの奇跡です。

インターネットがどれほど便利で、ある人にとっては無い生活など考えられなくても
対象の人数をどんどん拡大していけば、必ず何パーセントかは
「しかし私には無用の長物です。」と言う人が現れるのと同じような物です。

特に占いは、科学で証明されているわけでは無いですから
すべての人が納得行く形で、再現性を持って証明されてやりだす…と言うのは
少なくとも今のところは、事実上不可能です。

求める方にとってのみ、プラスの形で返ってくれば充分だと思います。



だから逆に何かの商品を、すすめられたりの時とかで
「みなさんがお買い上げになっていますから♪」
「みなさんに認めていただいていますので♪」

とか言われても、自分的に納得が出来なかったら
「みんなが○○だから〜」と言う理由で、
押し切られる事は無いと思うんですよ。

「みんながやって無いから嘘だ。」をベースにしすぎてると、かえって
「それならこれはみなさんやってますから本物ですよ、どうぞ♪」
で突っ込まれた場合に、墓穴を掘りやすくも、なりかねないんですね♪

大多数の人がやっているかどうかって、
それもまた自分にとっての、目安の一つだと思うんです。


私だって占いって良いと思うし、カウンセリングも良いと思うけど、
はっきり嫌いとか、信じていないとわかっている方になら、
無理にすすめる気など全然無いです。


うちにも「先物なんたら」とか「訪問なんたら」とかやっぱり来て
「みなさんやっていますよ♪」「みなさん喜ばれています。」
とか言われますが、みんながやってるから
…と言う事だけを理由にやるって事は、私はまず無いです。

「ははは…そうですか。それは良かったですねえ。」
「○………■…×□……▽●」
「はい。しかし私はいりませんので。」
「…×□……▽●▽▲…▼◇」
「はははは…本当ですよねえ。」
「▽…×□……▽●▽▲…」
「はい。断じていりません。」
「…×□……▽▲」
「ウワッハハ。ウアッハハ。まったくです。」
「……●▽…×▽□……▽▲…」
「はい。超いりません。」

たいていは友好的に撤収して下さいます(^^;;





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