☆ 2-15 ☆ 天中子って何? 怖い物なの? 親との縁が薄いの? 親の天中殺の時に生まれた子は、天中子と言うと聞きました。 それは何か悪いのでしょうか。 また、天中子の場合は親子の縁が薄くなってしまうとも聞きましたが 本当でしょうか? |
A、ハートランドなら… 考え方や解釈次第であり、 必ずしも悪い物でも無いです。 また、普通はこれだけで決定ではなく 要素その1 みたいな物でしょう。 と、考えます。 天中子と言うのは、算命学と言う占いの中に出てくる概念で、 天中殺中に出来たお子さんの事です。 で、天中子についてですが、実はこれには諸説あります。 例えば親の天中殺中と言っても、母親の中殺中か、父親や両方の中殺中か、 算命の流派や人によって違うようなんですね。 「どちらかだけでもなる。」「両方だとなる。」これはともにあると思いますし、 人や流派によっては大運天中殺中も、天中子と解釈するところもあるようです。 確かにいずれの場合も、親子の縁が薄くなると言う解釈はするようです。 が… 私見ですが私自身はこんな風に考えています。 まず 「占いの命術は、基本的にご本人を見るもの。」 (ご本人からの視点で見るもの…) つまりお母さんの天中殺なら、お母さんから見て天中子(お母さんとの縁が薄くなる) お父さんの天中殺なら、お父さんから見て天中子(お父さんとの縁が薄くなる) と考えるのが自然と思います。 ただここで誤解して欲しくない事があります。 やはり私見も入っているとは思いますし、 算命一本で鑑定されている方とでは、考え方は違うと思いますが、 天中子については… 「縁が薄くなるとは文字通り“薄くなる事”で、100が0になるわけではない。」 当たり前ですが、これ一つで決定するわけではないんです。 いくつもの要素の内の、「親御さんの天中殺と言う部分から見たら?」のパートで、 まず一個、影響があるかもと考えられる。と言うくらいの感じだと思います。 例えばご本人が午未天中殺なら、 普通はそれだけで子供との縁が薄いと言う解釈になります。 また子供さんの視点から見れば、こっちでは北方欠落の子丑天中殺は父親と、 東方欠落の寅卯天中殺は母親と縁が薄くなる、 運に恵まれないと考えるのが、一般的と思います。 こう言う物を機械的、杓子定規に「こうだからこう」と 100か0かで考えていたら、たちまち矛盾だらけに思えて、 わけがわからなくなっちゃうでしょう。 「縁が薄くなる事自体は、必ずしも“悪い事”では無い。」 これはたぶん、どこの算命でも言っているとは思いますが、 「天中殺」「天中子」「縁が薄くなる」 などと言われると、とかく一方的に 「悪くなる」「嫌な」 イメージがわくかも知れませんが、これは大きな誤解です。 算命や東洋占術って、漢字のイメージやインパクトで、 ついつい良い悪いを直結させて考えがちになってしまいますが、 そう言う物でも無いんです。 (タロットカードでも、死神とかはありますけどね(^^;;) 基本的にはやっぱり「右か左か?」「赤か青か?」とでも言うような、 同列の情報の入手であって、言葉のイメージや 「良いか悪いか?」の絶対値での 当たり外れ、損得のようには考え過ぎなくても、良いと思います。 特に個人的には算命と言うのは、技術論のような良い悪いよりも、むしろ 「良い悪いとは何か?」みたいな、人生や物の考え方の部分で、 非常に哲学や、ポリシーのような物を持った占いです。 むしろこっちにきちんと触れられた方が、得るところも多いと思いますし、 ここが違うと良い悪いの、基準自体が違ってしまいかねません。 天中子にお話を戻して、例えば仮に「親との縁が薄い」としますよね? これは良くとればそれだけ「独立心、自立心が高いお子さん。」とも取れます。 (多くの算命では天中子は“社会の子”と言う言い方をすると思います。) 縁と言うものも、必ずしも「とにかく、あればあるほど良い!」と言う 単純な物でも、無いと思うんです。 “相性”は悪いらしくて、やたらと衝突しちゃうのに、 “縁”だけはあって、なぜか離れられない、顔合わす〜…とか、 いつまでも親離れ、子離れせずに、おうちにべったりになっちゃったり〜、 なんて場合も、どうかとは思いますし… いずれにせよ、絶対的に悪い事でもなければ、それ一つで決まるわけでもなく、 さらに確率的には「そこそこいる。そんなに珍しい事でも無い。」のですから、 必要以上に悪く思われる事も、神経質になられる事も無いと思います。 天中子と言うのは、ただそれだけなら一般論で言えば 「子供のうちはたっぷり可愛がって育てて上げて、 自立心や親離れが出てくるようなら、無理に引きとめようとはされずに、 独立して社会に出て行く事を、積極的に応援してあげる。 もしくは、さりげなく後押ししてあげる。」 くらいの心づもりで、充分と思います♪ |