風水 (fusui) ページ内リンク
●風水について
●風水の占い方
●風水について

なるべく初めての方向けに、ハートランド的、風水のお話です♪

さて、たぶんこのサイトに来られているくらいの方で、風水と言う言葉を聞いた事が無いと言う方もまずいらっしゃらないでしょう。風水と言うのは陰陽道や遁甲と同じく、一言で説明するのは簡単ですが、一言以上説明しようとすると結構難しいです(^^;;
また、「占い」と言っていいかどうかからして、色々な考え方があるでしょう。

帝都物語で風水師の黒田さんが「地べたの手相見。」と言って自己紹介していましたが、これなどは一言で中々よく、風水師のイメージを表していると思います。

風水とは「気を読んで整える環境学。」と言う辺りが、一番無難な説明、解釈だと思います。大地と大気には「気」と言う物があり、それは風によって動き、運ばれ、散じて、水によって止まり、留まる。これが風水の考え方の原点だと思います。

むしろ単純に「風は動く場の事や象徴、水は止める場の事や象徴。」もしくは「気と言う物があり、それが流れる、運ぶ、動かす物の象徴として風を、止める、留める、ためる物の象徴として、水に例えて考える。」みたく思った方がわかりやすいかもしれません。
良い気はたくさん取り入れて、たまるようにし、悪い気や気のよどみは入って来にくく、入って来たら出て行ってもらって、住み心地の良い場にしていきましょう♪という所でしょう。

だからやっぱりこの事自体は、いたって当たり前で普通の発想だと思います。
で、少し突っ込んだお話になると…ここからが一気に手広くなっちゃうので、難しいんですよね(笑)
原理にしても地磁気を始めとする、何らかの大地のエネルギーのような考え方と、大気中の何らかの“気”と言う考え方の両方があるようですし、風水の一言で大は都市サイズからそれこそ大陸の山脈単位、小は個人のお部屋の中の配置。最近では関連させれば色から食べ物、グッズ、あらゆる物が風水の一言で、関連物として紹介されています。

それでもまだ種類で分けられるとするなら、流派のような物を抜きにしても、風水には主に三つあります。
いわゆる地理風水と、陽宅風水(家相)、陰宅風水(墓相)です。
この辺から呼び方についての解釈の問題みたいにもなってきますから、ちょっとややこしくなってきますが…陽と陰だけでわける考えもありますし。

で、つまり本来の風水は、むしろまず巨視的な地理風水の事をさす場合が、多かったように思うんですね。だいたい占いってのも、いろんな意味ででっかいサイズのものから、段々ダウンサイジングしていく傾向にあります。始めは国家や国主の命運を見ていた占星術が、次第に個人の事も見るようになって言ったように、風水もまた、始めはより大きなスケールを基本にしていたのでしょう。

大きな土地のどこが良いのか?どこをどう利用するのか、こう言うのを地理風水で見て、建てるおうちの間取りや配置を陽宅風水で、お墓を陰宅で見て、またそれらを都市計画や国家自体、国の重鎮中心に活用していた物が、知識が公になるにつれて、実践もより一般の人中心になって行った…。最初は王や為政者のための物で、そのためにより秘められた物であったり、一個人にはあまりなじみの無い、耳に届かない物だったのではないかと思います。

地理風水:まずは大きな、土地の中の場所
陽宅風水:場所の中の、おうち。
陰宅風水:場所の中の、お墓。

それぞれが気の流れを操り、制御していく技術です。

ちなみに風水の「風と水」を、五行の水や、四元素の風、水と直訳するとちょっと誤解が生じます。(どこぞのだれぞが、「四元素のうち、風水では二つしか使っていないから、四つある西洋占星術の方が高度ですごい。」みたいな事を言っていましたが、これは巨大な勘違いです。風水における風と水は、あくまでも陰と陽や、動と静の象徴だと思います。だからしいてこれで考えて置き換えるのなら、西洋占星術なら火と風(動=男性星座)あたりが風に、水と土(静=女性星座)あたりが水に相当します。これもかなり便宜的な例えですが…)


●風水の占い方

“風水の占い方”と言う言い回しが、取り様によっては我ながらちょこっと妙ですねー。ここで「風水は学問である、科学である」などの立場の方でしたら怒られちゃいそうですが…。まあ、ここのサイトは基本的に初心者さん向けなので、あまりこだわらずに一応、占いとして考えて、それなら占い方って事でご容赦下さい♪

とは言え、風水と一言で言っても、上記のようにマクロ〜ミクロ、理論、実践、流派と非常に巨大な物の総称です。これをただ風水の一言でまとめるとなると、都市計画からインテリアコーディネートまでを一緒くたにお話しするようなものですし、しかもそれぞれに、それぞれの流派ごとの考え方のような物がありますから、どうしてもものすごく煩雑と言うか、未整理駄々漏れみたいなお話になっちゃいます。
一応風水の占い方…とはしましたが、ここでは具体的な占い方法ではなくて、簡単にその部品と言うか、アウトラインのような部分を、私の言葉でお話してみます。

まず風水には巒頭(らんとう)と言う概念と、理気(りき)と言う概念の二つがあります。

巒頭(らんとう)
巒頭とは何だか難しい言葉ですが、つまりは形の有る物(有形の物)です。
改まって巒頭と言う言葉もあまり使わないかもしれませんが、概念としてはまず大きな土地の形、地形、勢いのような物、形があって有形で判断できる要素を風水では巒頭と言います。この巒頭にも流派や考え方などはあるようですが、主に大別すると地理風水ではまず、竜、穴、砂、水の四つの要素があります。

陽宅でも実際にはいきなりおうちの中とかに行くのではなくて、見れる限りはまずおうちの立地状態や、形状、そこから中へと入って行くのが普通だと思います。
立地状態や形状などでも、かなり事細かに吉相、凶相の判断があります。
もちろんお部屋の中の配置や、形状の吉凶もさまざまな要素を考慮しながら判断していきます。

風水の本などを見ると、いきなりお部屋のどこに何を…見たいな整え方が紹介されているケースが多いと思うんですが、お料理などでも根本的な材料や、基本の料理法を手付かずのままで、細かい味付けやデザートだけ整えてもあんまり効果が無いように、風水も本当は大きいサイズ(より効果があるもの)から順に、次の小さいサイズが原則なんだと思います。

ただ一方ではこれはかなり理想論でもあるんですよね。実際には大きい物ほど吉凶の判断は難しかったり、判断出来ても簡単には変えたり、手直ししにくいです。
より大きく根本的に手直し、手を加えられればいいけど、そうでなかったら出来るところから…。と言う事で、今は細かい小物や、関連物までが風水の名前で取り上げられているんだと思います。


理気(りき) (理派・向)

理気は巒頭の逆で形の無い物(無形の物)です。陰陽五行などの陰陽、五行、八卦、易や、方位などの形では無い空間のような物、直接の形以外のもの全てです。自分が移動する事により生じる吉凶なども(改まって名称はつけなくとも、分類上は)普通は理の部分として考えると思います。

有形が巒頭、無形が理気と言うのは実にはっきりしていてわかりやすく感じますが、例えば実際の竜、穴、砂、水などは家を建てるまでとか、主には地理風水などで使われる部分でしょうし、陽宅の門の向きと玄関の組み合わせなどは理気としても判断するようですから、この辺からしてちょっと微妙かもしれません。(私自身は、玄関や門の向きと言う“形状”自体を判断するのではなく、その組み合わせによって流通する、気の状態の良し悪しを判断しているのだと理解しています。)

とは言え普通は、それぞれを全部きちんと分けて覚えなければ、いけない物でも無いとは思います。また、理屈だけわかっても、実際に竜や穴を見極めるなどは、本当にプロの風水師の(中でもさらに限られた)方でしょう。

ただ流派などにもよりますが、風水には形から見て吉凶を判断する部分と、形の無い要素の吉凶を判断する部分の二つがある、と思っていれば良いと思います。

理気では五行、八卦、本命卦、宅山、宅格局、宅位、宅向、などを用いて判断していきます。


五行
五行は東洋占術の基本ですが、風水でもやはり五行の概念を使います。ここから展開させて、今ではかなり科学的に、風水のことを研究している方も多いようです。

八卦
五行同様、東洋占術の基本ですね。風水でも五行と八卦は基本のパーツのような物で、色々な流派で色々な形で使うようです。他に風水では九星(老九星、天機九星、)なども使います。

本命卦 
本命卦は生まれ持った個人の運勢傾向のような物で、易の八卦に合わせて乾・兌・離・震・巽・坎・艮・坤の八つに分けます。震・巽・坎・離の四つを東四卦(東四命)といい、乾・兌・艮・坤の四つを西四卦(西四命)といいます。

宅山、宅格局、宅位、宅向
おうちと周りの山、川、道路や住宅の場合の階数、玄関、入り口の方向などの要素です。

これらの要素を使いながら、流派ごとにさまざまな観点で見ていきます。本当に流派などで違うようなのです。本格的に学ばれたい方は、特定の流派を深く学ばれるのも良いと思います。

風水には八宅派、紫白九星派、飛星派(フライングスター)、玄空派、奇門遁甲派、八字派、三元派、三合派、など、古典的な流派の他にも、今では実に多種多様な流派があるようです。



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