北西の豪雨
小屋の中で激しい豪雨にさらされています。
どの窓から外を見ても、空は雲で蔽われ、今が何時なのか、
いつごろ雨がやむのかちょっと見当もつきません。
具体的、現実的な行動と言う意味では、
今現在は、進退窮まっている状況の暗示です。
何かの自体について、どう工夫して、がんばって対応しても、
大きな好転は期待しにくい…なにかそんな状況が近く起こるか、
すでに起こっているという事になります。
運勢的には、確かに決して良い時ではありません。
どういう準備で、どこに向かって出ようとしても、
今出れば豪雨にはさらされてしまう。
それどころか思い切って飛び出せば、豪雨はやまないままで、
出た後で、夜になってしまうかもしれない、状況をさします。
なんとも困った状況のように見えますが、ちょっと視点を変えれば、
それなら実は、今いる小屋の中が、まだ一番
安全で快適だという事になります。
小屋に居続ける事は根本的な解決にはなりませんが、
状況の解決を待つには、一番快適な待ちかた、という事になります。
雨は永久に降り続けたりはしませんから、落ち着いて待っていて、
上がった、もしくは小降りになったと思えたら、
その時に出発すれば良いでしょう。
一見悪い状況に思えても、裏返せば北西の豪雨の時には、
まずこれ以上は悪くもなりにくい時…と言う象意です。
本当に今が最悪なら、これ以上悪くもならないでしょう。

そしてその“悪い”は、外の状況、運気のお話なのですから、
なにも同じ時間待つのに、こちらの気持ちまでお付き合いして、
最悪の気持ちで待っていなくたって良いわけです。
何か思い当たる、豪雨が来ている事がわかっているのなら、
後はやり過ごし方の問題になって来ます。

気持ちを整え、体を動かして、
小屋の中に何か思いがけない物は無いか?見落としは無いか?
準備しながら、雨の過ぎ去るのを待つのが、北西の豪雨です。