1、カウンセリングについて 



さて今度はカウンセリングについて、ハートランドでの
カウンセリングの考え方について、少しお話しさせてくださいね?



占いと言う物は、私はいつも言ってるように、単純に
「情報、分析、予測」だと思っていますから、
本当はそれを"使う"時には、気持ちが健康でなくては判断できません。
最シビア(?)に考えるなら、占い師さんって、あくまでも、より占いについてのスキルを持っていると言う立場で、専門知識の提供、専門知識による援助をしてくれる人…とも言えると思います。

例えば会社で新しく、新商品のロゴを作ろうとした時、自社内だけでは専門的な事が充分わからなかったり、人材や設備が無い時に、カラーコーディネーターさんや、デザイナーさんに外注したり、助言を聞いたり、

新しいショールームを作る時に、ちょっとインテリアデザイナーさんに見てもらったり、そこの宣伝用写真を撮るのを、カメラマンにやってもらったり…

まずはこんな感覚だと思うんです。私のこの運、運命について、この人間関係や、性格、恋愛、お仕事、方位について、相性について、日取りについて、より専門的に知っている方から、アドバイスを仰ぐ。欧米などでは比較的、こう言うスタイルがあると聞きました。




まあ、最シビア…なら。
あくまでもその専門ジャンルでの、知識提供者、助言者でしょう。もちろんその過程で、相談やお話にも乗りますが、まさかカラーコーディネーターさんに
「本当に今度の新商品売れるでしょうか?売れなかったらどうしよう…」なんて聞かないでしょうし、カメラマンさんに
「本当にこの写真でお客さん来ますかねえ…何人くらい来るかなあ…。もし○人以下だったら、一体どうなるんでしょう…」なんて、本業の枠を超える範疇にまで踏み込んで、悩みの形で打ち明けたりは普通しないでしょう。

基本的には占い師さんも、専門ジャンルの情報提供職なんでしょうが、その対象が個人の人生、幸不幸や恋愛、性格、運、お悩み、と言ういうプライベートなジャンルに傾いているため、どうしても心境的な物まで、対応するお仕事の一面はあるのでしょう。

ただ、本当にシビアに考えたら、やっぱりそっちの方が、より本業ではないはずなんです。
「そんな占い結果じゃ、悩みは解決しません!」と言われても、二つに一つで言っちゃえば、占い師さんの落ち度でもないんです。

占い師さんは本来は占うプロであって、必ずしも悩みを聞いたり解決したり、メンタルヘルスのプロと言うわけではありません。
悩みを聞いて欲しいから…で、占い師さんのところへ行くと言うのは、半ば当然の慣習となっているため、結果的にはほとんどの場合は出来る…になりますが、本当は本業そのものとは違うはずなんです。




だから結果を聞く事で、悩みが解決するならいいのですが、逆に結果を聞いて、めちゃめちゃ動揺しちゃったり、占いを始める時点で、すでに先に不安と心配でいっぱいだったら、本当は占いは出来ません。

いや、占い師さんの方が、かまわず占っちゃう事は、いくらでも出来るでしょうが、その結果をクライアントさんが、プラスの形で受け取れなかったり、活用できなかったら、通常はほとんど意味がありません。

でも、人は気持ちが健康と思っている時には、たいてい取り立てて大きな問題も無い時ですから、あえてお金払ってまで個人の有料占い師さんを訪ねられたりは、まずしないんですよね。気持ちは平静だが、今度のこの件の予測を聞きたい、この情報を知りたい。こんなニュートラルな占いとのお付き合いをしている方は、まずめったにいません。

実際ほとんどは何らかの問題で、困って悩んでいる方が来られるわけです。
多かれ少なかれ来た時点で動揺されてたり、不安だったり心配されてたり…


で……占いでの行き違いが起こる、一番危険性が高い部分は、まずここだと思います。

「心の悩みや不安を軽減、解消する。」と言う部分は、必ずしも占いではない。たいていの場合はわかる範囲で、サービスのような形でやってくれますが、本来こっちのプロは、各種カウンセラーさんを始めとする、心理療法家の方でしょう。
ちなみに私個人のの感覚、印象では、必ずしも精神科医等、お医者様でもまた無いと思うんです。お医者様は医療行為として検査や投薬を行うと言う、より手段のプロフェッショナルとしての意味合いが強いと感じます。その意味においては占い師さんと似ている気がします。またその対象が、よりはっきり病気のカテゴリーの強い方…と言う部分も大きいでしょう。

占いとカウンセリングは、一方でやっぱり違う物ですから、明確に違う部分もあります。
ところが部分的には共通もしていて、同じ役割や手法もあり、特に占いの場合、クライアントさん、占い師さん双方が、カウンセリング的な要素、やり取りまで含めて占いと言っちゃったり、求められたりもします。
この辺の事情が、複雑といえばすごーく複雑です。





人道的、良心的な立場の占い師さんなら
「鑑定結果を伝えるだけでは意味が無い。悩みを救ってこそ占い師。」と言う立派な志の方もいらっしゃいますし、反対に
「鑑定結果を伝えればそこで終了。」と言う占い師さんだっています。前者が当然の前提でいたら、後者の占い師さんは、ずいぶん人情に欠けるように思われるかも知れませんが、こちらはこちらで、別に間違っているわけでもなければ、こちらを求めるクライアントさんだって、いらっしゃるわけです。

一方で同じ前者の「鑑定結果+ある程度お話に乗ります。」の、スタンスの占い師さんでも、どんな立場や姿勢で乗っていただけるかで、180度ちがっちゃうでしょう。

「彼と中々、上手く行かないんですよ。」
「ご縁もないし相性も悪いですからね。他の人を探すべきです。」
その後延々と、いかにあなたと彼とは上手く行かないかを、お説教のような強い口調で言われる…。心理カウンセラーさんなら、普通はこうは言わないし、ならないでしょうが、占い師さんなら普通にこう言う事はありえます。

つまりクライアントさんが何を求めて、何が目的で来られたのか?






「彼との仲を何とかして欲しい…。」目的がこれだったら占い師さんによっては、かみ合わない場合が出てきます。占いの目的、原点は必ずしも彼との仲を何とかしてあげる事ではなくて、
「彼との仲を占う事。」結果、鑑定結果を伝えたら義務終了。で、終わってしまうと言うケースだって、ありうると言えばありえます。

特に無料の占いや自動の占いで「評価だけしてもらったら」すごく悪い鑑定結果や、不安になるような内容で、結局、無料で悩みが増えてしまった…こんなケースさえ結構あるんです。あるいはタダだと思って次々試したら、それぞれ違う結果でわからなくなってしまい、無料で時間だけ費やして、かえって混乱してしまった。

カウンセラーさんもまた「直接、彼との仲を何とかしてくれる。」わけではありませんが、一般的な心理カウンセラーさんなら、
「何か心理的な要因があるのではないか?では彼との仲を何とかするためには、どうしたらいいのか?」このテーマにとことん付き合ってくれる。このテーマの一番いい答えを見つけられるように援助してくれる、手助けしてくれる。これはしてくれるはずです。

繰り返しますが悩んだり不安だったり、心の問題そのものを扱うエキスパートは心理職の方々です。

占い…と言って実際はカウンセリングを求めていらっしゃる方、カウンセリングの方が有効な方、こう言う場合は多々あります。また、原因は占いで推し量れる、解決できる事でも同時に、心のケアが大切な場合と言うのもまた、多々あります。
ホントに人の心って、ものすごく影響力があるものです。





ただ…この辺の事情、
より占いにカウンセリング的な物を求めてしまう…
カウンセリングをどこか敷居の高い物と感じてしまう…
原因は、カウンセリング側にもやはり多少はあるとは思います。

言葉だけはずいぶん認知されて来ましたが、いざ改まって自分で行くとなると
「カウンセリングに行って来る。」って、なんとなくハードルが高いみたいでしょう?(^^;;

ばっちりとやってる、カウンセリングルームなどですと、まだまだ治療色も高く、何回もの継続前提の、本格的な治療系カウンセリングばかりが目に付くと、決心もいるでしょう。認識的にも

「よっぽど酷い心の病の人じゃないと行かない物。」

「私はまだまだ、そこまで酷くは無い。普通の人。」

「ちょっと悩んでるだけで、こんなお金払って、話だけ聞いてもらいに行かなくても…。」


こう言うイメージもある、なっちゃうのだと思います。

「ちょっとカウンセリングに行って来るね?」
なんて、気軽に言えるくらいの人なら、行かないもの。よっぽどお金払ってでも、行って治さないといけないくらい、どっか悪くなっちゃった人が行くもの…こう言う感覚だったら、普通の人に「ちょっと何かあった…」程度の時なら、占い師さんの方が、ずっと気軽に足を運べる、イメージはあるんだと思います。

その場でちょっとフラッと…♪
と言う、お試し感覚、お遊び感覚、あとくされの無さ。普通の人がちょっとお話を聞いてもらうのに、抵抗が無い職種…。本当かどうかは別として、世間的なイメージでは、これが占い〜占い師さんに、なっちゃってるところはあると思うんです。

でも本当は「ちょっとの悩み」の時ほど、結構一番適しているのは、カウンセラーさんだったりもするんです。





まあ、カウンセリングといっても本当にさまざまですから、基本的な会話のやり取りだけで進行する物から、技法や手法、ワーク、実習のような物を行う物もありますし、中にはお医者様とチームを組んだり、入院して行うような、本格的で治療色の強いカウンセリングもあります。

ただ、例えば…うつが本当に酷くなったら、これはもうお医者様の範疇です。
投薬が必要になるほど、はっきり病気とわかるような段階では、これはもうカウンセリングだけでは、難しい場合も出てきます。


やっぱり(特に私的には)

「普段は健康で健常な方が…」
「まだお医者様は必要ではない程度の…」
「ちょっと悩んだ…引っ掛った、不安になった、悩みが出来た。」
「まだ大丈夫な範囲でストレス溜まった、人に言えない悩みが出来た。」


こんな時こそ、本来はカウンセリングが非常に有効なはずなんです。
これが心理カウンセリングの原点だと思います。




自殺を考えてしまった、、ひどいうつだ、神経症だ、ノイローゼだ、
悩みと不安でとても苦しんでいる、そう言う人がいて対応に悩んでいる、
家族と、子供と上手く行かない…

はっきり症状に出てしまうようならもちろんですが、

その手前の段階でこそ、より力になれるのが心理療法=カウンセラーさんだと思います。

困ったり悩んだりした時には、
「もしかしたらこう言う時には、占いよりもカウンセリングの方が良いかも?」
なんて風に、カウンセリングもぜひ考えてみてください。
うちもミルキーウエイではやってますが、今は単発で、よりカジュアル感覚とでも言うべき、カウンセリングをしているところも、たくさんあると思います♪


普段着で日常に活かせる心理学、メンタルヘルスこそ、カウンセリングの姿だと思います。





心理、メンタルヘルス系のオススメ・参考サイトさんです♪
〓心理学ステーション〓
 

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