Coffee break

(1) 占いとカウンセリング

似ているところ、違うところ。

占いとカウンセリングはよく似ていると言われます。
一方で
「占いはカウンセリングではない」と言う事もまた耳にします。

これは当たり前と言えば当たり前で、
占いとカウンセリングは共通点の多い物ですが、
一方でまったく違うものだからです。

目的は…
普通は幸せになるため、幸せな人生を送りたい。ですよね?
すご〜く大雑把に砕けて言えば、そのためのたくさんある“手段”の中の、
一つが占い、もう一つがカウンセリングでしょう。


相談者の方がより自由になれ、元気になれ、
私らしい私になってポジティブにがんばれるように…。
そのために、悩みや心配な事があるならお話をうかがって、
解決に向けての提案やアドバイスをする。

あまりややこしい、言葉尻にとらわれずに、
そう考えたら広い意味で、占いとカウンセリングは似ています。
最終的な目的は…まあ一緒ですよね?


じゃあ今度は違うところはどこなのか?
簡単に言ってしまうと、まずそこに至るまで手段が違います。

占いとカウンセリングではやる事、やれる事は違いますし、
ある種
アプローチの方向が逆なんです。


カウンセリング…この場合の、心理カウンセリングと言うのは、
クライアントさんご自身が、自分を解放できるようにするやり方です。
ご本人の悩みや苦しみが少しでも軽くなって、
まず自分自身が元気になれるように…
クライアントさんご自身の内面へ向かいます。

カウンセラーはその援助、手助けをします。

占いと言うのは反対に
クライアントさんが少しでもその目的に近づけるように、
(多くはその専門的な立場から、担当占術、分野の知識、経験などを活かして)
情報、分析、予測を外から提供する行為です。

占い師さんは鑑定結果と言う答えを、直接渡します。

(そう考えると、ロジャース以前の指示的カウンセリングなどは、
手法的にはちょっと占いに近いと思います。
実際、占いはカウンセリングと言っている占い師さんを時々見かけますが、
見ていると、お話しを聞いた後で、
指示的カウンセリングをしている場合が多いです。
これは心理カウンセリングとは、ちょっと違います。)


「未来を決めるのは、普通は半分前後から強は
むしろ、現実的なご本人の意思と行動、イメージ。
後の半分弱くらいが命や運・不運などの偶然、不可抗力、不確定要素」

こう考えた時、
前者のクライアントさんご本人、内面担当がカウンセリング
後者の現実的な予測、情報、開運から行動指針提供までの
外面、現実を担当しているのが占いでしょう。

その意味では

「占いはカウンセリングみたいなもの、占いは気の持ちよう。」
と言うのは、実は全然違います。むしろ、反対の物です。


クライアントさんが悩んだり疲れたり、がんばっているのに上手く行かなかったり、
不安になったりされている時、主にこの前者の

「ポジティブで元気なご本人を、思い出していただく」
事を担当しているのがカウンセリングで、
ご本人自身を元気に、自由にしていきます。

主にこの後者の

「ご本人のわからない、外からの状況、運・不運、時、方向、タイミング」
などを担当しているのが占いで、予測や分析、開運や、
占いと言う方向からの、行動指針の情報提供のご相談にのります。



もちろんカウンセリングによって視野が広がり、
気持ちも元気になれて、内面成長が促され、
ご本人が手段や方法、解決策に気がつかれる事もあります。

一方占いで、最初はご本人も気づかない、自分の内面に気が付かれて、
悩みが解消し、元気になられる事もあります。

占いをされるカウンセラーの方がいらしてもおかしくないでしょうし、
カウンセリング的なやり取りをされる占い師さんもいらっしゃるでしょう。


ただ、普通はいわば

「カウンセリングは中から」

「占いは外から」


が、カウンセリングと占いの、まず大きく違うところだと思います。


え?どっちが大事で、どっちの方がより必要でしょうか?ですか?

そんなもん、どっちも大事でしょう?

私はご本人ご自身が元気になられる事と、
第三者の外からの情報、判断、予測、
どっちかがあればどっちかはなくて、良いと言うものではないと思います。


それに最初から
「こちらの手段だけ」と思っていても、
どっちがどのくらいの割合で必要なのかは
クライアントさんとお話してみるまでわかりません。

まさか体の事なら、
目が痛くて歯医者さんに行く方も、いらっしゃらないでしょうが…

自分がいけないのだ…と悩まれていたのが、
ご自分には落ち度がなかったり…

反対にお相手の問題と思って困られていた方が、
実はご自分の考え方が原因だったり…
こう言う事はよくあるんです。



心が弱ってる時って、実はむしろ占いはしない方が良い
と感じる時がよくあります。

でも手段が占いしか無いと、そう言う時に
カウンセリングに切り替えて、やり取りすることが出来ません。

時には今、自分にとってより有効なのは、
占いなのかな?カウンセリングなのかな?
なーんて考えて見るのも、良いかも知れませんね♪


(余談ですが私が商用サイトの、ミルキーウエイを始めたのも
「占いとカウンセリング。最初からどっちかだけ、と、手段を限定したくなかったし、
実際には両方いる、使い分ける、組み合わせる方が効果的♪」

と思える場合が、凄く多かったからです。)


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